【世にも美しい波動の上がる音楽 8】 単品(単一楽章)で、【スターシードだった】モーツァルトのシンプルすぎる美しい名曲があった!! 「フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315」
- 【世にも美しい波動の上がる音楽 8】 単品(単一楽章)で、【スターシードだった】モーツァルトのシンプルすぎる美しい名曲があった!! 「フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315」
- モーツァルト : フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315
スターシードで音楽の天才だった、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの単品(単一楽章の作品)で、手短に、古典派音楽を堪能する。
そんな風流な試みです!!
きょうは、
「フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315」
という作品をご紹介します。
一般的な演奏で6~7分という演奏時間を持つ、やや短めの曲ですが、ソナタ形式で書かれ、古典派の真髄をわかりやすく披瀝(ひれき)するとともに、聴く者の心を柔和にせずにはおかない、落ち着いた魅力のある楽曲です。
◎モーツァルトの経歴については、次の記事にまとめてありますので、ごらんになっていない方は、下記をクリックして、ごらんください。
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★聴くだけで目頭が熱くなり、心が潤い、波動が上がる【スターシードだった】モーツァルトの穏やかな音楽編 3選★
モーツァルト : フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315
この曲は、モーツァルトが西暦1778年に、マンハイム-パリの旅の途上で、ある人物から依頼を受けて作曲されました。
構成面で、フルートが主役で、単品であるのには、ちゃんとした理由があります。
それは、モーツァルトが作曲した『フルート協奏曲 ト長調 K.313』の第2楽章の代替(だいたい)、つまり、差し替え用として作曲されたのではないか、と解釈されてきました。
ド・ジャンという富豪の音楽愛好家に依頼されて書いた、上記の協奏曲『K.313』の第2楽章(緩徐楽章)が、一般愛好家にはあまりにも深遠な内容であり、なおかつ演奏技術の面からみても難しい箇所が散見されるとモーツァルト自身が考えたのではないかと推測され、このときあらたに作曲されたのが『フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315』ではないかといわれています。
簡素で明るい曲想の音楽として構想され、オムニバス版などでも人気の楽曲です。
ただし、音楽愛好家には知られている部類に入るのですが、一般には、あまり知られていません。それは、控えめな音調ゆえでしょう。しかし、アセンションの時期には、ここで聴かれる清明な響きは、ひじょうに高次元とのつながりを連想させてくれるもので、重宝されると思います。
Amazonミュージック・アンリミテッド(Unlimited)で選ぶときは、
①まず、検索窓に、「Sharon K.315」と入力する。
モーツァルトの作品は、ケッヘル番号である「K.〇〇〇」と表記されますので、最初から、この番号を入力すると絞り込みができます。
「Sharon」と「K.315」とのあいだには、全角で1文字分のスペースをあけてください。
②「楽曲」の右端にある「すべてを表示」をクリックし、演奏家を探す場合、「Sharon Bezaly」、曲名は、「Andante in C Major、K.315」を選ぶ。
ここでは、たまたま、コンパクトに標準的な演奏として、Sharon版の演奏をご紹介しましたが、これが最善で、ほかの奏者の版と比べて傑出しているとして取り上げたわけではないことを書いておきます。
ですから、演奏家は、たとえば、20世紀を代表するランパル、ニコレ、ゴールウェイ、パユなどの世界的な演奏家でもいいですし、もっと無名でも上手い奏者はたくさんいますので、ぜひ、ほかの録音も聴いてみて、あなたのお気に入りのフルート奏者を見つけてみてください!
その場合は、「フルート」「モーツァルト」「K.315」などの適当なキーワードを複数入力してみましょう。気に入った美しいジャケット、その雰囲気など、マッチするものがあれば、形式等をいったん理解してから聴くと、クラシック音楽の真髄に触れる思いがしてくるにちがいありません。
控えめな伴奏に徹するオーケストラと、その上をのびやかに歌うフルート。
モーツァルトの不思議な魅力は、ここにあり、シンプルなのに奥が深く、心に響き、また聴いてみたくなる典型と言えるのが、この「フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調 K.315」なのでしょう。
演奏時間 : 6分41秒
曲の形式 : ソナタ形式
①提示部 第1主題 : 0分00秒 ~ 1分08秒
②提示部 第2主題 : 1分09秒 ~ 2分00秒 (コデッタを含む)
③展開部 : 2分01秒 ~ 2分57秒
④再現部 第1主題 : 2分58秒 ~ 4分05秒
⑤再現部 第2主題 : 4分06秒 ~ 5分03秒 (コデッタを含む)
⑥カデンツァ : 5分04秒 ~ 6分03秒
⑦コーダ(終結部) : 6分04秒 ~ 6分41秒
◎では、各部ごとに、詳細にみていきましょう!
①提示部 第1主題 : 0分00秒 ~ 1分08秒
★弦楽器のピチカート(弦をはじく奏法)と管楽器によって始まり、少ししてから、フルートが颯爽と登場します。速度指定が「アンダンテ」であるため、のどかな田園風景を感じさせる音型です。
②提示部 第2主題 : 1分09秒 ~ 2分00秒 (コデッタを含む)
★弦楽器のピチカートで導入され、その後、フルートが上昇する音型を奏し、こまやかなパッセージ(経過句)を歌うと、コデッタ(小結尾)に到達します。
③展開部 : 2分01秒 ~ 2分57秒
★展開部では、短調の領域を転調しながら、再現部に向かいます。
④再現部 第1主題 : 2分58秒 ~ 4分05秒
★第1主題が回帰します。
⑤再現部 第2主題 : 4分06秒 ~ 5分03秒 (コデッタを含む)
★第2主題も、ソナタ形式の基本どおりに再現され、のびやかに歌われます。
⑥カデンツァ : 5分04秒 ~ 6分03秒
★ソリスト(独奏者、ここでは、フルート奏者)が、自由な楽想を披露する部分が、「カデンツァ」です。
昔は、即興で、その場のひらめきで演奏する人もいましたが、現在では、事前にその部分だけ作曲して楽譜化したものを弾いたり、師匠が遺したカデンツァを演奏したりする人もいます。また、作曲家本人が作曲当時にステージで独奏楽器を担当したときに演奏したカデンツァがある場合、それが演奏されることも多いです。
このSharon版では、やや翳りをもったカデンツァ用いることによって、全体的に曲が平明な印象に終始するのを回避したかのようです。
⑦コーダ(終結部) : 6分04秒 ~ 6分41秒
★第1主題の音型の冒頭がコーダに用いられ、オーケストラも最後まで控えめなサポートに終始し、曲は静かに閉じられます。
音楽をあまりよく知らない時代に、曲のタイトルを見て「難しそう・・・」と思うことがよくあるでしょう。しかし、この曲は、そんな先入観を克服するのに、とてもよい事例となると思います。
モーツァルトの音楽は、ほんとうに自然に心に浸透してきて違和感なく、むしろ非言語ながらその思想に共鳴させられるといった点が特徴と言われ、まさにこの小さな作品を一聴すれば、その意味がたちどころに理解されるはずです。
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◎第4曲目が、今回の楽曲になります。
今回の演奏時間は、6分41秒でした。
テンポがもっと速いほうがいい、と感じる場合は、キーワードから検索し、演奏時間が短い演奏を選んで聴いてみましょう。(たとえば、5分台の演奏)
その反対に、もっとゆったりとした演奏を求めるならば、演奏時間が長いものを探して聴いてみるとよいでしょう。(たとえば、7分を超える演奏)
★スターシードの先達、モーツァルトについて賞賛した人物たちの言葉(まとめ)★
次に、【世にも美しい波動の上がる音楽】の記事を投稿するときには、明朗で快活な音楽を取り上げていきたいと思います。
穏やかな音楽が高次元の生活の基調をなすと想定する一方で、やはり、健康的で快活な感情も重要な条件となりそうなので、その両方を軸として、取り組んでいきます。
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