車の運転には気をつけよう! わたしが驚愕した運転中の事件簿 BEST(ワースト)3!! 「運転中に、ある生き物が・・」「車の屋根から機材が落ちてきた!」「大雪で吹雪の夜に、山道を車で走り抜ける」
- 車の運転には気をつけよう! わたしが驚愕した運転中の事件簿 BEST(ワースト)3!! 「運転中に、ある生き物が・・」「車の屋根から機材が落ちてきた!」「大雪で吹雪の夜に、山道を車で走り抜ける」
- ①「運転中に、ある生き物が・・」
- ②「車の屋根から機材が落ちてきた!」
- ③「大雪で吹雪の夜に、山道を車で走り抜ける」
- 反省点
さっそく、みていきましょう!!
①「運転中に、ある生き物が・・」
ある年の真夏の昼間に、重量のある荷物を運搬するため、荷台のついた中型のトラック型車両(普通免許で運転できるサイズのもの)を運転中に、運転席と助手席の開放している窓から、ハチさんが入ってきました。
当時、ふだんは事務職でしたが、その作業はわたしの担当に割り振られており、年に数回だけ、運転する機会がめぐってきます。
経費節減のために、クーラーが最初から取り付けられていない車両でしたから、真夏には運転席と助手席の両方の窓を開放しないと、暑さでどうにもならなくて、仕方なしに開けるしかないのです。
また、その車は、オートマチック車ではなく、いわゆる「マニュアル車」で、ギアチェンジする方式のもので、かつ、重い荷物を積んでいたこともあり、下手にギアに触れると不測の動きをするかもしれませんでした。
なので、まずはゆっくり減速するしかない、との考えが、瞬時に頭をよぎりました。
重い荷物を積んで走行する機会が、何度かあるということで、このような不測の事態もあろうかと、たまたま国道を避けて、比較的交通量の少ない道道(=北海道が管轄する道路の意、県でいう県道のこと)を走っていたのも幸いしました。
これがもし国道で起きていたら、大型車がバンバン往来していましたから、大惨事につながっていたかもしれません。が、もともと慎重な性格だったので、事前に別の道を通ることにしておいて、助かりました。運良くそのときは、前後車はなく、対向車もおらず、無事に切り抜けることができたのでした。
しかし、それ以上の恩恵が与えられていた可能性に注目です。
ここで注目なのは、ハチさんのほうが機転を利かせて、運転席側の窓から入ってきて、私の存在を認めたように一瞬、空中で止まったあと、状況を理解したかのように、目線を助手席の窓に向けて、一気に抜けていってくれた、という事実です。
わたしにも横目でそれがわかり、お互い様、と思いました。こちらが危害を加える気がないと悟ったかに感じられました。
このとき、もし彼(もしくは彼女)に知性がなかったら、わたしは、この世にいなかったかも知れません。むだに攻撃をせず、とっさの状況判断をして、みずから脱出してくれたハチさんに、感謝するばかりです。
わたしは、そんな事態を予想するはずもなく車を走らせていたため、ただただ驚くばかりでした。しかし、そこで急ブレーキをかると危ないし、さりとて、そのまま走るのもまずい、という状況です。
それも、クマンバチやミツバチではなく、大きなスズメバチさんでしたから、何も危害を加えずに、通り抜けてくれたのは奇跡的でした。
普通ならハチのほうが自身の危険を感じて攻撃する場面かと思いきや、ハチのほうが冷静に出口を見つけて、外に逃げてくれたのは、やはり虫にも高い理性が具わっているからではないでしょうか。
そもそも、羽のついた生き物が、いきなり運転中の車に入ってきて、そこで、速度がついているのにもかかわらず、車内の壁などにぶつからずに、運転席と助手席の間で(後部座席はない)冷静にホバリングしながら出口を探していた光景も、あたりまえのようでありながら、驚愕の場面といえるのではないでしょうか?
ふつうなら、というか、われわれであれば、いきなり知らない空間に迷い込んでしまったら、すぐに出口を見つけられずに、しばらくさまよって、挙げ句の果てにどこかにぶつかったり、錯乱したりしそうなものですが。まして、運転中の車に、道路脇から人間が、開いた窓から飛び乗ってケガひとつしない、などということはあり得ないでしょう。
やはり、わたしたち人類には感知できない、神秘的なエネルギー場を探知する能力が、鳥や虫などに、生来、具わっていると考えるべきなのでしょう。
事実、先住民族を研究した科学者たちは、こぞって、虫や鳥などの野生生物たちに授けられた神秘的な「地球を守り、進化させる力」について指摘しています。
巣の内部構造に六角形を形づくるミツバチなどは、人間には感知し得ない量子場を感じて、聖なるエネルギーを利用している点で有名です。
彼らは無知などでは決してなく、彼らの想像を超えた知恵の高さについて無知な人間の側が、もっと自然界に込められた宇宙の創造主の意思を繊細に読み取らなくては、幸せな共生社会を形成して生きるための答えが出ない仕組みになっているのです。
ですが、ここはその証明の場ではありませんので、このぐらいにしますけれども、ここが分かれ目だと思われます。天体望遠鏡のレンズの向こうに知的生命体を探すまえに、われわれにやることがあるとしたら、それは、自然界の叡智を、心の深いところで感じ取ることでしょう。
人間の五感と既知の科学だけでは捉えきれない分野を担うのが、本来の意味でのスピリチュアルです。それを、自分だけが得をしますように、と、全体の調和を無視して、はき違えた方向の(自然を礼賛しない、エゴイスティックな)スピリチュアルに向かわないよう、くれぐれもご注意ください。
さて、このようにわたしは日頃から自然界には敬意を抱いているので、それが虫さんにも伝わったのでしょうか? あのときのハチさん、ありがとうございました。
もう7~8年前の話なので、いまはきっと天国にいらっしゃるのでしょう。わたしもそのうち逝ったときにお会いできたら、あいさつをしなくてはなりませんね。
②「車の屋根から機材が落ちてきた!」
運転中に、「ガシャン!!」
という音とともに、
・・・前が、見えない・・・!!
状態になりました。一瞬、何が起きたか、わからない。
そのときは仕事の用事で国道を運転中で、突然、運転席側のフロントガラスに、何かが落下してきたのでした。
高架などもないので、空から、ヘリなどの機材が落下したのかと思いました。
そしたら、その車の屋根部分に取り付けてあった機材のネジが緩んで、かろうじて4カ所のうち1カ所のネジだけが止まっていて、フロントガラス部分に残りの機材が覆い被さってきた状態だと、数秒後に気づきます。
あわてて、ハザードランプを押し、減速して、後続車に追突されない配慮をしながら、脇道に左折を試みました。そして、無事、運転していた車を停車させ、車を降りて積んであった工具でネジを締めなおし、復帰したのでした。
このとき、幸運だったのは、自分の運転していた車のフロントガラスは割れなかったこと。これが割れていたら、惨事になっていたでしょう。
ガラスが割れる音と衝撃でびっくりして急ハンドルをきる動作をしていたら、交通量の多いことで知られる当時の国道で、大型対向車と衝突・・・いま、この記事を書いているわたしは、いなくなっていたでしょう。
二つ目の幸運は、ネジの1カ所が踏みとどまってつながっていたことです。
もし、4カ所すべてのネジが外れて、たくさん来ていた国道の対向車のうち、いずれかの車に直撃したら、当然、飛んでいく機材にも車と同等のスピードもついていますので、全盛期の長州力の「リキ・ラリアット」以上の破壊力があったはずです。
もしそうなっていたら、北海道内のニュースにとどまらず、全国放送でのニュースで、私が出てきたかも知れません。
そう考えると、わたしに、守護神がついていたとしか、思えません(「守護神がついていたら、そもそも、そんな事件に遭わねえじゃねえかよ?!」というツッコミは、なしにして)。
その車については、車検に出してからの初乗りだったため、その業者の責任もあったと思われるとはいえ、日常点検を怠ったという理由で問題になっていた可能性はあります。
しかし、ほんとうに、助かりました。わたしの日頃の行いがよいからでしょうか(自分で言うかよ)。
③「大雪で吹雪の夜に、山道を車で走り抜ける」
山の中で、大雪で立ち往生?!
いや、立ち往生したら、埋まる!!
と思い、必死で、車を走らせました。
冬の夜9時すぎに、会議を終えて出張から帰るときのことでした。
住宅も店舗も、一件もない、まさに北の大地の山奥地帯にさしかかったところで、雪が大降りに変わり、吹雪が吹きすさんできました。しかし、翌日も朝から出勤のため、当然、車で深夜までに帰宅を目指すしかない状況だったのです。
しかし、
◎山のど真ん中で、
◎吹雪で視界ゼロ、
◎山道では、街灯(明かり)もゼロ、
という極限状況。
ただひとつ、運転する車のヘッドライトだけが頼りでしたが、その頼みのヘッドライトが吹雪にあたり、まぶしくて、かえって前が見えない状況を作り出していました。
道路のセンターラインも大雪で埋まり、路側帯と雑草地との境界線も雪のためにわけがわからず、どこを走っているのだろうか、という状況。いつ路外に突っ込んでいくか知れない状況だったのに、よく帰って来られたな、と、いまさらながら思い返すのです。
しかも、車を止めて天候が回復するのを待っていると、後ろから大型車が追突してくるでしょう。さらに、その場で雪がやむのを待っていたら、排気筒が雪で塞がり一酸化炭素中毒になります。エンジンを止めていたら、寒さでどうかなってしまうでしょう。
そのため、前に進むしかなく、まだ、当時は30代になったばかりだったので、なんとか勢いで乗り切りました。
無事、人里に出たときは、生き返る思いがしました。ハリウッド映画顔負けの、ビル爆発5秒前で生還、みたいな気分でした。
雪は、夕方から降り始めていて、その後、吹雪になりました。
しかし、その時点で除雪車の出動状況といえば、まずは主要道路優先ですから、信号も街灯もない山道はあとまわしになり、手つかずの新雪が吹雪でずんずん積もる状況です。
走り出しはなんとかなる、と考えました。ところが、しだいに吹雪で視界不良になり、先に行くにも見えない、戻るにもくねくねした山道で引き返すことも不可能で、さらに脇道もないし、民家もない、明かりもない、という田舎きわまりない地形に、かなり難儀しました。
北海道で真冬の夜の山道を、それも、街灯の明かりが数十㎞もない道路(いちおう舗装はされている)を、大雪で吹雪の夜間に運転するというのは、それ以降には体験していません。次に体験したときは、天に昇っているでしょう。
みなさんにおかれましては、なるべく悪天候の時は、行動を控えるようにし、危機を回避する方法を見つけてほしいと思います。
反省点
反省点を、それぞれに挙げていきます。
①「運転中に、ある生き物が・・」
②「車の屋根から機材が落ちてきた!」
③「大雪で吹雪の夜に、山道を車で走り抜ける」
ただ、この記事のタイトルについては、
「ワースト」ではなく、「BEST」が正しかったのかしれない
と、ここまで書いてきて、思いました。それは、結果的に無傷であった上に、貴重な経験を得たと言えるからです。
ハチにしても、理性を発揮してくれましたし、機材も紙一重のところで踏みとどまってくれました。雪道も、パニック映画の主演さながらに脱出でき、こんにちまで生きてこられたのですから、「BEST3」という表現をかりるのが正解ですね?
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