一人を生きる -希望の彼方に-

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【世にも美しい波動の上がる音楽 31】 ギターで聴く、スターシード作曲家モーツァルトの典雅な名曲で心を癒す BEST2!!

 

 

【世にも美しい波動の上がる音楽 31】 ギターで聴く、スターシード作曲家モーツァルトの典雅な名曲で心を癒す BEST2!!

 

 

 

 

 

 モーツァルトのギター協奏曲。

 

 はたして、そのような曲が、あるのでしょうか?

 

 実は、モーツァルトによって書かれた「ギター協奏曲」なるものはありませんが、世界的なギターの名手、ぺぺ・ロメロ氏による編曲版によって、20世紀に録音された演奏が存在しています!!

 

 原曲は「ヴァイオリン独奏とオーケストラのための曲」であり、ヴァイオリンに代わってギター独奏用に編曲したアイディアには、クールなひらめきを感じます。

 

 

 個人的な話で恐縮ですが、わたしは、この曲が収録されているCDを、西暦1994年に購入し、現在も保有しています。当時、フィリップスというレーベルから発売されていました。しかし、CDを収納するプラスチック・ケースはかなり前に破損し、付属の解説書も紛失してしまいました。CD本体のみが、手もとに残っている状態です。

 

 けれども、そこに貫流する音楽の美しい価値はいくら歳月を経ても、すり減ることなしに、こんにちまで燦然と輝き続けているのです。

 

 

 そこで、きょうは、モーツァルトとスターシードつながりと思われるみなさんに、編曲版による、しかし、ひょっとしたら原曲をしのぐ魅力を与えられたモーツァルトの「ギター協奏曲」と呼べる楽曲を2曲、ご紹介しましょう。

 

 

 名付けて、ギターで聴く、スターシード作曲家モーツァルトの典雅な名曲で心を癒す BEST2!!

 

 

 あまり、「BEST2」という言い回しは聞き慣れませんけれども、2曲しかないので、そういう表現を用いるしかありませんでした。

 

 いずれの作品も、モーツァルトの一般的な作品における水準に比しても、高水準の完成度を誇る作品群と言えるでしょう。

 

 その前に、モーツァルトの生涯についてまとめた記事をごらんになっていない方は、次の記事をごらんになってから鑑賞すると、味わいが深まると思います。

 

 

★モーツァルトの生涯(まとめ)★

 

 

 

 

 それでは、ギターによる古典派音楽の傑作を、聴いていきましょう!!

 

 



 

「ロンド ハ長調 K.373」

 

 「ロンド ハ長調 K.373」は、西暦1781年、作曲されました。

 

 独立した楽曲として、ザルツブルク宮廷楽団に在籍していた、ブルネッティという人物(ヴァイオリンの名手)のために、モーツァルトが完成させた作品として知られています。

 

 一般的にロンドという楽曲は、最初の主題Aを何度もくり返す合間に、副主題B、C・・などが現れ、さながら輪舞のように美しく展開していく音楽が基本です。そのため、あまり暗い楽想は好まれず、陽気な音楽となる場合が多いです。

 

 ただし、全体が平明に終わるのを懸念して、作曲者としては、BやCの部分に翳りを持たせることも多く、そうした工夫から音楽に奥行きを与え、陰影に富む世界を生み出していきます。

 

 ここで聴くモーツァルトの作品には、翳りはなく、一貫して能動的な快活さが与えられています。しかし、それでいて、テンポが急速というわけではなく、アレグレット・グラツィオーソという指示があり、ややゆったりと構えて、しかしながら朗々と歌い上げる印象が残る作品です。

 

 「アレグレット」は、クラシック音楽の第1楽章に多い、快活で速めのテンポをとる「アレグロ」よりも、少しゆるやかな速さで演奏されるもので、「快活に、やや速くといったニュアンスの意味になります。グラツィオーソ」は、「優美に」との意味で、一音一音に気持ちを込めて歌い上げるよう、演奏家に要求するものです。

 

 

 さて、この音楽を実際に、聴いてみましょう!!

 

 

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 下記をクリックすると、曲のアルバムが表示されます(会員様限定です)。

 

第8曲目が、「ロンド ハ長調 K.373」になります。

(Amazon側の都合で、曲の掲載順序は変更される場合があります)

 

 

 

「ロンド ハ長調 K.373」

 

演奏時間 : 6分48秒 

 

曲の形式 : アレグレット・グラツィオーソ(快活に、やや速く、優美に)

   

       ハ長調

   

       ロンド形式

 

ロンド形式

 

 A : 0分00秒 ~ 1分16秒

 B : 1分17秒 ~ 2分58秒

 A : 2分59秒 ~ 3分21秒

 C : 3分22秒 ~ 3分55秒

 B’   : 3分56秒 ~ 4分55秒 

 A : 4分56秒 ~ 5分43秒

 カデンツァ    : 5分44秒 ~ 5分53秒

 コーダ(終結部)    : 5分54秒 ~ 6分48秒

 

 

 曲全体の形式は、上記のようになっています。

 

 では、詳細にみていくことにしましょう!

 

 

①A : 0分00秒 ~ 1分16秒

 快活で健康的なロンド主要主題Aが、ここではギターによって先導され、オーケストラが続きます。 

 

②B : 1分17秒 ~ 2分58秒

 副主題Bでは、前半と後半に2つの旋律が登場します。後半はオクターブ間を跳躍する起伏に富んだ楽想になっています。

 

③A : 2分59秒 ~ 3分21秒

 ロンド主要主題Aの、2回目の登場です。しかし、ここではすべては再現されません。

 

④C : 3分22秒 ~ 3分55秒

 ここで新しい副主題Cが、短調ではなく長調で奏でられます。モーツァルトは一貫してこの曲では明朗な雰囲気を維持したかったのでしょう。

 

⑤B’   : 3分56秒 ~ 4分55秒 

 副主題Bから、後半の旋律が再現されます。

 

⑥A : 4分56秒 ~ 5分43秒

 3回目のロンド主要主題Aがいきいきと回帰し、そのままカデンツァに持ち込まれます。 

 

⑦カデンツァ    : 5分44秒 ~ 5分53秒

 ごく短い、ギター独奏による簡潔なカデンツァになります。

 

⑧コーダ(終結部) : 5分54秒 ~ 6分48秒

 ギターとオーケストラの合奏によって、主要主題を軸にクライマックスを築きながら、晴れやかに閉じていきます。

 

 

 ギターによる演奏版のほうが、原曲のヴァイオリンよりも、オーケストラと独奏楽器とのあいだに立体感が出ていて、わたし個人としては聴き心地がよいと感じますが、いかがでしょうか?

 

 また、その比較のためにも、原曲と聴き比べてみるのもよいでしょう。そのさいは、「モーツァルト ロンド K.373」などと入力して検索してみてください。演奏がギターでなくヴァイオリン独奏であるものを選んでみましょう。

 

 

 ここで、形式をご紹介したのですが、ロンド形式の音楽というものは、実際に耳(あるいは、心)で鑑賞するとき、あまり、「形式としては、これは、A-B・・・」というように、頭の中で順序を考えてしまうと、音楽を愉しめなくなってしまうものです。

 

 ですので、最初のうちだけ、形式を意識しながら聴いて、その後、慣れてきたと感じたら、いっさいの形式を忘れて、すなおに曲に流されるように没入してみるとよいでしょう。どうも、ロンド形式は、その方が愉しめるように設計されているようです。

 

 

 音楽に身も心も浸して、心の底からくつろぐ。

 

 

 いつもがんばり屋のあなたに足りないのは、そうした姿勢かも知れません。

 

 



 

「アダージョ ホ長調 K.261」

 

 「アダージョ ホ長調 K.261」は、西暦1775年、作曲されました。

 

 「ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調『トルコ風』」の第2楽章(緩徐楽章)の代替(だいたい)用として作曲され、「ロンド ハ長調 K.373」と同じく、ザルツブルク宮廷楽団のヴァイオリン奏者であった、ブルネッティのために作曲されています。

 

 この曲ではオーケストラで、オーボエの代わりに、フルートが採用されたことで、曲全体にふくよかな印象が行き渡り、優しいアダージョ楽章に仕上がっています。

 

 ここで聴かれる、のどかで牧歌風の曲想は、休日の午後に向いているかもしれません。

 

 

 さて、この音楽を実際に、聴いてみましょう!!

 

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 下記をクリックすると、曲のアルバムが表示されます(会員様限定です)。

 

 

第4曲目が、「アダージョ ホ長調 K.261」になります。

(Amazon側の都合で、曲の掲載順序は変更される場合があります)

 

 

 

「アダージョ ホ長調 K.261」

 

演奏時間 : 7分04秒 

 

曲の形式 : アダージョ

 

       ホ長調

  

       ソナタ形式

 

ソナタ形式

 

 提示部 第1主題 : 0分00秒 ~ 1分40秒

 提示部 第2主題 : 1分41秒 ~ 2分56秒 (コデッタを含む)

 

 展開部      : 2分57秒 ~ 3分57秒

 

 再現部 第1主題 : 3分58秒 ~ 5分10秒

 再現部 第2主題 : 5分11秒 ~ 6分25秒 (コデッタを含む) 

 

 カデンツァ    : 6分26秒 ~ 6分37秒

 

 コーダ(終結部)    : 6分38秒 ~ 7分04秒

 

 曲全体の形式は、上記のとおりです。

 

 詳細にみていきましょう。

 

 

 

①提示部 第1主題 : 0分00秒 ~ 1分40秒

 フルートの優しい音色が弦楽器に溶け合って美しく始まり、まもなく独奏ギターが主旋律を奏でます。

 

②提示部 第2主題 : 1分41秒 ~ 2分56秒 (コデッタを含む)

 ロ長調の第2主題が、軽快に歌われます。

 

③展開部      : 2分57秒 ~ 3分57秒

 全体のバランスから、展開部は、やや翳りをもった短調の部分を主として推移します。

 

④再現部 第1主題 : 3分58秒 ~ 5分10秒

 第1主題の再現です。しかし、そのままそっくり再現されることはなく、提示部で歌われた旋律が、いくぶん装飾されて登場します。

 

⑤再現部 第2主題 : 5分11秒 ~ 6分25秒 (コデッタを含む) 

 ギターのこまやかな動きが心地よく響く、第2主題の再現部です。

 

⑥カデンツァ    : 6分26秒 ~ 6分37秒

 独奏ギターによるカデンツァが奏でられます。

 

⑦コーダ(終結部) : 6分38秒 ~ 7分04秒

 穏やかな表情で進んできた楽曲は、その雰囲気を変えることなく、静かに終曲に至ります。

 

 

 

 さて、いかがでしたか?

 

 モーツァルトの隠れた小品を、ギターで演奏するという粋な計らいは、音楽には無限の広がりの可能性が秘められている事実を思い知らされる気がします。

 

 小気味よいギターの弦が弾かれる音が、オーケストラの音色と溶け合い、良好なコントラストを描いていると言えるでしょう。

 

 独奏ヴァイオリンの音色は、作曲時によほど入念に策を練らないと、どうしても、オーケストラの弦楽器群に、よくない意味で溶け込んでしまうケースがあるのですが、ここで、ヴァイオリンに代わってギターを登場させ、独奏楽器と楽団とのあいだに対比・対照が生まれ、どこか、南国風のあたたかいイメージが付与される結果となりました。

 

 

 

 アセンションに向けて、快活で、気持ちが前向きかつ穏やかになる音楽というものは、そう滅多にあるものではありません。

 

 ここでモーツァルトをご紹介したのは、ノスタルジーを共有してもらいたいという感情ではなくて、もっと先の世界へたどり着くためのパスポートとして持っていたい感情のカテゴリーに属するものを、この2曲(「ロンド ハ長調 K.373」および「アダージョ ホ長調 K.261」)が持っていると思ったからです。

 

 ギターによる、南国風、または、南欧のロマンスをひっさげて登場したギター協奏曲風のモーツァルト。

 

 あなたは、快活な「ロンド」派ですか、それとも、静謐な「アダージョ」派ですか? 両方とも素敵だった、という解答もありですし、受け止め方は自由です。

 

 今後も、アセンションするまでのあいだ、いろいろなジャンルの音楽を聴く機会があるでしょう。ことあるごとに、スターシードたちはモーツァルトの作品に接し、地球の次元上昇に役立つ重要なメッセージを感じ取ってもらいたいと思います。

 

 

 モーツァルトの音楽は、軽妙洒脱なようでありながら、よく聴き込んでいくと、とても深みがあることがわかってくる性質ですから、ひとたび好きになれば、一生ものの内的な財産を手に入れたに等しい状況になると思われます。

 

 

 宇宙人のディスクロージャーが起きても、瞬間的に5次元移動を果たせる展開になるとしても、もう安全圏に入っています。

 

 道のりに多少の苦しみはあるとしても、こうして、アセンションや、世界の裏事情を知ったにもかかわらず音楽の話題に浸っていられるというのは、あなたの気持ちに余裕がまだある証拠です。

 

 余裕があるということは、闇の波動に押し流されない内面的な強さを持っている裏付けとなりますから、上記のどちらの展開に転んでも大丈夫、と言えるでしょう。

 

 

 

 

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