【世にも美しい波動の上がる音楽 10】 これを聴いただけで「天国がある」と確信できるほどの旋律美を誇る音楽 BEST3! 第1曲は【スターシードだった】モーツァルト作「ポストホルン・セレナード」から!!
- 【世にも美しい波動の上がる音楽 10】 これを聴いただけで「天国がある」と確信できるほどの旋律美を誇る音楽 BEST3! 第1曲は【スターシードだった】モーツァルト作「ポストホルン・セレナード」から!!
- 選曲に悩んだ末に・・・
- 「ポストホルン・セレナード ニ長調 K.320(第4楽章)」
これを聴くと、天国があると確信できる。そんな音楽など、あるのでしょうか?
それが、あるのです。
なかったら、こんな書き出しを、するはずがありません。
ここでいう「天国」とは、宗教的なものではなくて、5次元に移行したあとの幸せなイメージのことです。
それでは、みてみましょう!!
選曲に悩んだ末に・・・
タイトルを決めたはいいが、一体何の曲にしようか、正直言って、悩み抜きました。
悩んだ理由は、「数の制約」です。
BEST3、という数の制約のために、じっくりと考え抜いていかなくてはなりませんでした。その結果、選りすぐった曲は、次のとおりです。
「ポストホルン・セレナード ニ長調 K.320(第4楽章)」
「フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299(第1楽章)」
「スラヴ舞曲 作品 72-8」
最初の2曲は、モーツァルトの作品で、「スラヴ舞曲」は、ドヴォルザーク(1841-1904、チェコ)が作曲したものです。
今回、ここに入らなかった楽曲は、別のタイトルの記事作成で、登場してもらおうと思います。
まだまだ、天国的な音楽を知っているのですが、1つの記事内で「BEST 100」などとして紹介した場合、あまりにも曲が多すぎて、聴く気にならないでしょうし、そもそも、記事として長すぎてわたしのほうが書ききれないでしょう。
ということで、
「弦楽器がやさしく響く曲 BEST3」
とか、
「夏の夜風のようなロマンスゆたかな音楽 BEST5」
などと銘打って、小分けにして、UFOやアセンションの記事の合間に、特集して公開していきたいと思っています。
UFOをただ待って「いつまで待たせるのか」と怪訝に思っているより、音楽で心を潤して、詩的な気分を内在させておいたほうが、精神的にも健康であり、悪霊を退散させる効果まであります。
「ポストホルン・セレナード ニ長調 K.320(第4楽章)」
まずは、この曲から、ご紹介しましょう!
曲は、かの有名な大先輩、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの作品です。
何の先輩かというと、部活などではなくて、それは、スターシードの・・・です。
この曲も現在は、メジャーではなくなりました。けれども、昭和には、人気がありました。
特に、この第4楽章は、聴いただけで、「えっ、これ、どこかで聴いたことがある・・・」とお感じになるかもしれません。
それは、「天国」ではなかったでしょうか。天国といっても死者の行く世界ではなく、かつてスターシードが住んでいた「天国的な世界」をアナムネーシス(想起)させる、という文脈においての話になります。
それにしても、ここで聴かれる、フルートとオーボエの対話とオーケストラの音色は、比類ない美しさを秘めていると思います。この曲を最初に聴いたのは、もう何十年も以前になり、わたしも当時はまだ希望に満ちた16歳の若者でした・・・しかし、戻りたいとは全然思いません。いまは、べつの意味で希望にあふれていますので。若き日には知らなかった、地球の次元上昇、アセンションに直接参与してきた後半生のほうが、ただ年齢的に若かった日々よりも、輝かしく回想されます。
さて、本題に戻りましょう!
今回、初めてモーツァルトの記事に接する方は、以下の記事の前半をご覧ください。
モーツァルトの生涯について、概要をまとめています。
これまで継続してご覧になってきた方、特に、モーツァルトについての過去記事をご覧になってきた方は、ここをスルーして、曲の説明に行ってください。
⬇
★聴くだけで目頭が熱くなり、心が潤い、波動が上がる【スターシードだった】モーツァルトの穏やかな音楽編 3選!!★
この曲全体の名称は、正式には、
「モーツァルト 作曲 : セレナード 第9番 ニ長調 K.320 『ポストホルン』」
という作品で、全部で7個の楽章が付いており、その4番目に演奏される曲目が、これになります。
厳密な研究では前後に行進曲を付ける演奏方式が、モーツァルト生前の18世紀ヨーロッパの慣習だったとして、ニコラウス・アーノンクール(1929-2016、オーストリア)が指揮する版では、そのスタイルで録音を残しています。
曲全体は、西暦1779年8月3日に完成されています。
第4楽章は、ロンド形式で、調性は「ト長調」、速度記号は「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」とされています。
ロンド形式は、曲の最初に登場する「主題A」を軸に、「主題B」、「主題C」などが美しく踊るようにからみ、華やかに流れる楽想が特徴です(速度指定がアダージョ《遅く、ゆっくりと》でのロンドもありますが、ふつうは軽快なほうが多いです)。
「A-B-A-C-A-コーダ(終結部)」などの形が一般的ですが、主題Dまで登場したり、AやBの楽想の一部だけが短く再現したりと、いろいろなケースがあるのがまた楽しいところでしょう。
ここで、速度記号の指定にある「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」とは、
「アレグロ」= 速く
「マ」= しかし
「ノン」= ~でなく
「トロッポ」=非常に
つまり、
「基本、速いテンポだが、しかし、ほどよい速さで、急ぎすぎずに、演奏する」
という意味になります。
フルートとオーボエが、協奏曲(コンチェルト)のようにたわむれながら、天国の情景そのものが浮かび上がってくる、上質で軽やかな音楽です。
モーツァルトは、生涯で、700曲以上を作曲しました。ですが、単独で「フルートとオーボエのための協奏曲」という作品は残しませんでしたから、ここでしか聴けない音響になります。
ポストホルンは、特殊な楽器で、ふだんはオーケストラに登場しません。
この曲にしても、ポストホルンという楽器は第6楽章のメヌエット楽章におけるトリオ(2番目の中間部)と呼ばれる部分でしか登場せず、その希少性ゆえに「ポストホルン・セレナード」という愛称で親しまれてきました。
馬車で、社会に巣立っていく若者たちを送り出す音楽としてお祝いの目的で作曲されたと推測されています。
また、当時のモーツァルトも、23歳と若く、青春の鼓動あふれる軽快な作品です。
とはいえ、緩徐楽章が短調で書かれていたり、明るさばかりでもないのが、モーツァルトのすごいところです。
この第4楽章が気に入って、ほかの楽章にも興味がある、と前向きになれた時点で、セレナード全体を聴くようにしてみましょう!
Amazonミュージック・アンリミテッド(Unlimited)で選ぶときは、
①まず、検索窓に、「K.320 Hans」と入力する。
モーツァルトの作品は、ケッヘル番号である「K.〇〇〇」と表記されますので、最初から、この番号を入力すると絞り込みができます。演奏家の氏名の出だしも入れてみます。
②「楽曲」の右端にある、「すべてを表示」をクリックし、演奏家を探す場合、「Hans Gansch」、曲名は、「Serenade No.9 in D major、K.320、”Posthorn” :Rondo・・・」を選ぶ。
※白い背景に、西洋風の絵画が描かれているCDジャケットのものです。
③第4楽章がどれかわかりにくいため、演奏時間が、「5分54秒」となっているものから探し、選んでみる。
演奏時間 : 5分54秒
曲の形式 : ロンド形式 A-B-A-C-A-B’-A’-コーダ
【形式】ロンド形式
【速度】アレグロ・マ・ノン・トロッポ 「ほどよい速さで、快活に」
A : 0分00秒 ~ 0分51秒
B : 0分52秒 ~ 2分26秒
A : 2分27秒 ~ 2分47秒
C : 2分48秒 ~ 3分52秒
A : 3分53秒 ~ 4分14秒
B’ : 4分15秒 ~ 4分52秒
A’ : 4分53秒 ~ 5分26秒
コーダ(終結部) : 5分27秒 ~ 5分54秒
ロンド形式により、聴き手に息もつかせぬまま、心だけは天界に登りつめてしまったかのように幻惑される、夢見心地の音楽です。
A : 0分00秒 ~ 0分51秒
★冒頭Aでは、フルートで優美で軽やかなロンド主題が奏されます。それが続いてオーボエに受け継がれていきます。
B : 0分52秒 ~ 2分26秒
★のどかな主題Bがオーボエからフルートに協奏的な演出によって歌い継がれます。
A : 2分27秒 ~ 2分47秒
★フルートが先導し、2度目のAが回帰します。主題の前半の旋律が扱われます。
C : 2分48秒 ~ 3分52秒
★愁いを帯びた主題Cによって、全体のアクセントを付けています。
A : 3分53秒 ~ 4分14秒
★3度目のロンド主題Aが出現します。
ここでは、冒頭と違って、オーボエが先導して、フルートが受ける形で、天国における花畑を舞う蝶々のように軽やかなメロディーを奏されます。ここでは、冒頭の旋律がそのまま再現されるのではなく、きらびやかな装飾を伴っています。
B’ : 4分15秒 ~ 4分52秒
★主題Bの後半部分が再現します。導入時に現れるホルンが、郷愁を誘います。
A’ : 4分53秒 ~ 5分26秒
★A’は、2番目と3番目のAで取り上げられなかった後半部分が登場し、弦楽器群と木管の対話のうちに進み、コーダに導入する役目を果たします。
ここでは、冒頭Aの完全な再現とはいえないものの、全体を総括するにふさわしい、堂々たる音型を形作りながら、コーダに向かう部分です。
コーダ(終結部) : 5分27秒 ~ 5分54秒
★冒頭の音型を引用し、総奏で華々しく閉じていきます。
★「Amazonミュージック・アンリミテッド(Unlimited)」の会員様のみ、下記をクリックすると、直接、曲のあるアルバムを検索できます。
最初に、Amazon公式ホームページのアカウントが表示されますので(そのまま直接、アルバムが表示される場合もあります)、そこから入って表示されるアルバムの中から、ご紹介した曲を選び、左端の再生ボタン(▶)をクリックしてください。
下記をクリックすると、曲のアルバムが表示されます(会員様限定です)。
⬇
◎上から4曲目に表示されているのが、第4楽章「ロンド」で、アレグロ・マ・ノン・トロッポという速度指定がなされている、美しい楽章になります。
録音状態は良好ですが、少し音量を上げないと、細部が聴き取れない場合があると思うので、お好みのボリュームに調節してみてください。
もともと、この楽章については、「ボリュームを小さくしたほうが、より美しく聴こえる」という意見があり、その意見を取り込んだ録音なのかもしれません。
ただ、あまり小さくすると、せっかく繊細に対位法的に編み込まれた音が立体的に聴き取れなくなってしまうので、わたしは、ふつうに再生するときの音量にしています。しかし、最終的には、個人の好みの音量で聴くしかないですね。
この時期のモーツァルトは、23歳で、ちょうど母と就活の目的で出かけたパリ旅行から帰ってきたばかりでした。しかも、パリ滞在中に母は病死し、よい就職先も見つからないさんざんな旅になってしまいました。
しかも、地元ザルツブルクでは、大司教コロレードら支配階層の者たちと反りが合わず、いつか故郷を出たいとの思いを胸に秘めて、モーツァルトは過ごしていました(そして、実際にそれから数年後、故郷ザルツブルクを飛び出し、音楽の都ウィーンに定住するようになります)。
しかし、それなのに、この音楽は、天国から響いてくるかのような幸福感しか感じられない極上のぜいたくな音の宝庫となっています!!
彼の当時の暗い生活感情は、微塵も聴き取れない。これは、モーツァルトの特筆される素晴らしさのひとつだったでしょう(第5楽章は、短調で書かれていますが、それも、個人の感情の吐露ではない)。
たしかにロマン派の時代の、つまり自己告白中心の音楽作りが定着化する少し前の時期だったとはいえ、作品に取り組むときは、ひたすら最高のものを作ろうとするモーツァルトの意気込みは、職人芸の領域と言えるのではないでしょうか。
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