一人を生きる -希望の彼方に-

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【世にも美しい波動の上がる音楽 32】 ピアノの詩人、ショパンを速攻で好きになれる曲 BEST3!! で、波動上昇する 【第3部】 ピアノ協奏曲 第1番 (第2楽章)

 

 

 

【世にも美しい波動の上がる音楽 32】 ピアノの詩人、ショパンを速攻で好きになれる曲 BEST3!! で、波動上昇する 【第3部】 ピアノ協奏曲 第1番 (第2楽章)

 

 

 

 

 

 

 ピアノの詩人といわれるショパン(西暦1810~1849、ポーランド)。

 

 これまでに、次の2つの楽曲を中心に聴いてきました。 

 

 

「レ・シルフィード 前奏曲」

 

 

「ノクターン 第2番」

 

 

 

 いずれも、とても情感豊かな、優しい旋律が印象的でした。

 

 

 最後になりましたが、いよいよ、ショパンのピアノ協奏曲から、感動の楽曲のご紹介になります。

 

 

「ピアノ協奏曲 第1番 (第2楽章)」

 

です。

 

 

 ショパンの生涯については、【第1部】および【第2部】の記事を参考にしてください。

 

 

★ピアノの詩人、ショパンを速攻で好きになれる曲 BEST3!! で、波動上昇する 【第1部】★

 

 

★ピアノの詩人、ショパンを速攻で好きになれる曲 BEST3!! で、波動上昇する 【第2部】★

 

 

 

 

 

「ピアノ協奏曲 第1番(第2楽章)」

 

 「ショパンといえば、病弱で短命(39歳で死亡)だったから、か弱い音楽ばかりなのだろう」と思いきや、そうとばかりは言い切れません。

 

 それがこの作品です。

 

 だれでも、元気なときと、落ち込んでいるときがあるように、どの作曲家でも、威勢のいい音楽と、もの悲しい音楽とを作り分けているのが実態です。これは人種や洋の東西を問わず、人間の本性に根ざしている性質なのでしょう。

 

 ショパンもその例外ではなく、ここで聴かれるのは、まさに意気揚々たる気概そのものの音化です。第1楽章は、悲劇性と哀愁に満ちていて、第3楽章は溌剌とした好青年の感情をよく表しています。

 

 

 正式な名称は、

 

「ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11」

 

です。

 

 殊に、第2楽章は、とてもきよらかで美しい音楽です。

 

 ショパン本人が、その手紙の中で友人に語った箇所を引用してみましょう。

 

「新しいピアノ協奏曲(第1番)のロマンツェ(第2楽章)では、僕は、力強さを要求しませんでした。

 

 それよりもむしろ、ロマンティックで静謐な、そしていくぶんかのメランコリー(憂鬱さ)を含んだ、甘い追憶がこみ上げてくるような場面を描き出しました。

 

 あえて言葉で表すとしたら、『美しい月明かりの夜の一場面』とでも言いましょうか?」

 

 

(西暦1830年5月15日、ショパンが友人あてに書いた手紙からの要約)

 

 

 

 今回は、悲劇的な第1楽章や快活な終楽章ではなく、最もショパンらしい第2楽章を取り上げてみましょう。

 

 

「ショパン : ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11」の歴史的演奏という意味では、20世紀に録音されたマルタ・アルゲリッチ氏の演奏が史上最高だと思っています。

 

 世界的なすぐれた女流ピアニスト、マルタ・アルゲリッチ氏(アルゼンチン)の華麗なピアノ・ソロを、クラウディオ・アバド氏が指揮するロンドン交響楽団がサポートする当録音は、西暦1968年に、ロンドン市内で収録されたもので、ピアノのきらめくような繊細さをオーケストラが協調的に支える、世にも美しい名演となりました。

 

 

演奏時間 : 9分58秒 

 

曲の形式 : 三部形式 

       A(第1部) - B(第2部=中間部) - A’(第3部)

 

 

曲の形式は、基本、三部形式です。複合三部形式とみることもできます。

 

 冒頭にオーケストラによる短い序奏や、最後にコーダ(終結部)がつく場合で、かつ拡大された三部形式(序奏 A-B-A C-D-C A-B-A コーダ、などの形式)の楽曲を「複合三部形式」と分類する場合もあります。この楽曲は変則的な複合三部形式とみることもできるでしょう。

 

 

 今回は、次のように分解すると、聴いていて分かりやすいでしょう。

 

序奏 - 

 

A (第1部)A1➨A2➨A1 

 

B (第2部=中間部)

 

A’(第3部)A2➨A1

 

コーダ(終結部)

 

 

 

 

①序奏        : 0分00秒 ~ 0分57秒

 

A=第1部

②A(A1)     : 0分58秒 ~ 1分42秒

③A(A2)      : 1分43秒 ~ 4分05秒

④A(A1)     : 4分06秒 ~ 4分52秒

 

B=第2部(中間部)

⑤B          : 4分53秒 ~ 5分46秒

 

A’=第3部

⑥A’(A2)          : 5分47秒 ~ 7分55秒

⑦A’(A1)          : 7分56秒 ~ 8分42秒

 

⑧コーダ(終結部) : 8分43秒 ~ 9分58秒

 

 

◎説明を追加しながら、詳しくみていきましょう。

 

 

①序奏      : 0分00秒 ~ 0分57秒

 序奏は、オーケストラの弦によって上品につつましく導入され、独奏ピアノに受け渡されていきます。

 

 

A=第1部

②A(A1)   : 0分58秒 ~ 1分42秒

 ここから主役のピアノ・ソロが登場し、美しい旋律を披露します。

 

③A(A2)   : 1分43秒 ~ 4分05秒

 ピアノが憧れをこめてゆるやかに上昇する音型をカンタービレ風に歌い上げ、途中から(2分19秒 ~ )地味な木管楽器であるファゴットが対位法的に絡んでくる、ロマンに満ちた展開になります。

 

④A(A1)   : 4分06秒 ~ 4分52秒

 ふたたびA1の主題が、回帰します。ピアノのパッセージが、いくらか繊細さを増しています。

 

 

B=第2部(中間部)

⑤B       : 4分53秒 ~ 5分46秒

 嬰ハ短調で開始される中間部は、全体のアクセントをつけるべく、波乱に満ちた音響になっています。

 

 

A’=第3部

⑥A’(A2)   : 5分47秒 ~ 7分55秒

 中間部の後に、A1は再現されず、A2が前半よりもさらに華麗な装いをともなって登場してきます。

 

 ピアノはあたかも星々のきらめきのように、ヴァイオリンをはじめとする弦楽器群は寄せては返す波のように、やさしく語り合います。ここでも、ファゴットが対旋律を低音部で、ピアノの高音の響きを引き立てる伴奏者として支えています。

 

⑦A’(A1)   : 7分56秒 ~ 8分42秒

 主要主題であるA1が、落ち着いた響きで全体をまとめる役割を果たします。ここでピアノは主旋律をオーケストラに委ね、こまかい装飾的な動きに終始し、美しい描写をサポートしています。

 

⑧コーダ(終結部) : 8分43秒 ~ 9分58秒

 名残惜しむようにピアノがアルペジオを奏で、静かに曲を閉じていきます。

 

 

 

 

 さて、いかがでしたか? 

 

 ただただ美しいとしか言い表しようのない音調の世界をたゆたうときの(聴き手の)気持ちは、現在の世界を高みへと押し上げる原動力になってくれそうです。

 

 ショパン自身は、この第2楽章ロマンツェについて、「美しい月明かりの夜」と表現しましたが、それ以上に心を揺さぶられる、きめ細やかな楽節が流麗に紡ぎ出されていたと思います。

 

 

 

 

下記「Amazonミュージック・アンリミテッド(Unlimited)」をクリックすると、曲のアルバムが表示されます(会員様限定です)。

 

 

◎第2曲目にあるのが、ショパンの『ピアノ協奏曲 第1番 第2楽章』です。

 (Amazon側の都合で、曲の掲載順序は変更される場合があります)

 

 

 

★参考までに、ショパン作「ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11」の第1楽章は「協奏風ソナタ形式」、第3楽章は「ロンド形式」です。もし、機会があれば一聴してみましょう。

 

 

 

 

まとめ

 

 今回は、ショパンの音楽3選として記事を組んで、とりわけ、演奏時間を意識してみました。

 

 つまり、

 

「レ・シルフィード 前奏曲」では、演奏時間が「1分27秒」ほどのあっという間に終わる短さであり、

 

「ノクターン 第2番」では、「3分28秒」程度となって、

 

最後の「ピアノ協奏曲 第1番 (第2楽章)」では、「9分58秒」、という演奏時間でした。

 

 

 最初の作品「レ・シルフィード 前奏曲」はたしかに美しいけれど、すぐに終曲してしまい、寂しいと感じる。

 

 次のノクターンでは、そこそこの時間と手応えのある音楽だと思うでしょう。

 

 

 しかし、それも聞き慣れてくると、次に登場する旋律が脳裏に浮かんでくるため、どうしても、

 

「もう少し、長く、特定の情緒に浸りたい。」

 

という気持ちになるのが普通です。

 

 

 そこで、「ピアノ協奏曲 第1番 第2楽章」の出番というわけです。

 

 さらにさらに、それも穏やかすぎて物足りない、という地点の到達された方のために、最初からですが、悲劇的な第1楽章と、活発なロンド形式による第3楽章が用意されています。

 

 こうして、だんだんと、聴ける音楽の幅と時間の長さが拡張していき、クラシック音楽なしには日を過ごせない程に感じる日も来るでしょう。

 

 この順番で実際に聴いてみて、もう少し長い時間、音楽に浸りたい、と感じたら、次に進むようにしてください!!

 

 

みなさんが、音楽という宝の山に接したとき、みずからの内面にそれに呼応する感覚がある事実に気づいてもらいたいと願っています。

 

 たとえば、今回ご紹介したショパンの音楽作品が美しいと感じたとき、それに相応しいだけの宝が、あなたの内面に眠っていることを意味しています。

 

 あなたは、果たして、それに気づいているでしょうか。もし、まだだとしたら、その部分に気づいて、内面の領土の美しさを開拓していき、大切にはぐくんでいきましょう。

 

 現実の世界の領土はすでに開拓されつくしていますが、個々人の内面の領土と地球の生命たちの集合意識だけは、無限に拡大していく可能性を秘めています。

 

 次なる次元というアセンションの高みに、あなたを導くのは、ほかでもない、あなた自身の繊細な感受性そのものなのです。

 

 それを鍛えて、内面を拡張していくと、波動=振動数は3次元レベルを超えて上昇し、もはや身体の死さえも意味を失って、いつでも魂についてはアセンション可能な状況になるでしょう。

 

 つまり、高次元に転生を約束された状態で、今生(こんじょう)をすこやかに送ることができるのです。いまこそ、そんな境地に手が届く地点まで来ているのかもしれません。

 

 

 かつて楽聖ベートーヴェンが夢見た歓喜の世界は約束されており、わたしたちはついに、その手前の段階に立っているのです。

 

 心を静かにして、その約束された歓喜までに至る道のりを、各人が思い描いて進んでいきましょう!!

 

 

 

 

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