【世にも美しい波動の上がる音楽 43】 幼稚園や小学校の運動会で聴いたことのある、元気が湧いてくる懐かしいクラシック音楽!! 第3弾 『トリッチ・トラッチ・ポルカ』 『ボギー大佐』 『ドイツ舞曲 K.605 第3番「そりすべり」(モーツァルト)』
- 【世にも美しい波動の上がる音楽 43】 幼稚園や小学校の運動会で聴いたことのある、元気が湧いてくる懐かしいクラシック音楽!! 第3弾 『トリッチ・トラッチ・ポルカ』 『ボギー大佐』 『ドイツ舞曲 K.605 第3番「そりすべり」(モーツァルト)』
- 『トリッチ・トラッチ・ポルカ』
- 『ボギー大佐』
- 『ドイツ舞曲 K.605 第3番 「そりすべり」(モーツァルト)』
ご好評につき、幼稚園や小学校の運動会で聴いたことのある、元気が湧いてくる懐かしいクラシック音楽の、第3弾となる特集を組んでみたいと思います(本当に、好評なのかよ?)。
Amazonミュージック・アンリミテッド(Unlimited)会員でない方は、その他のお持ちの媒体で、同じ曲【=演奏家は異なってもかまわない】を指定して、お聴きください。曲の説明はそのまま適用できます(ただし、3曲目については楽曲形式を示しているので、それぞれの開始タイムは演奏家が違うと若干異なりますが、聴いていたら何となくわかると思います)。
『トリッチ・トラッチ・ポルカ』
ヨハン・シュトラウス2世(西暦1825~1899、オーストリア)の名曲として世に知られ、毎年1月1日にウィーン楽友協会で開催されるクラシック音楽の祝典「ニューイヤー・コンサート」でも、適度な間隔を置いてプログラムに取り上げられる人気曲です。
曲名は、ゴシップのようなうわさ話という意味です。『トリッチ・トラッチ』というゴシップネタ満載の大衆誌に由来しています。
当時30代前半だったシュトラウス2世は、ロシアに演奏旅行に出ている最中、ロシアの若い令嬢と恋愛関係になっていきました。そのころすでに名声を確立していたシュトラウス2世は海外でも有名人だったので、その恋愛のうわさがすぐに遠いオーストリアの地元にまで届いていたのでした。
ロシアから地元に戻ると、自分の恋のうわさ話の広まりに驚きを隠せなかったシュトラウス2世は、機知と冗談を織り交ぜて、ゴシップ大衆誌『トリッチ・トラッチ』という名を冠した曲を発表します。うわさに対して、作品でやり返すといった形となりました。
『トリッチ・トラッチ・ポルカ』
演奏時間 : 2分21秒 (拍手を含めると、2分47秒)
カルロス・クライバーの指揮、演奏はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による、西暦1992年1月1日のニューイヤー・コンサートでのライヴ録音でおたのしみください。
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『ボギー大佐』
題名を聞くと、とても荘厳な感じがします。どこかの国の偉い大佐の武勲を讃えて書かれた音楽のような気がしてなりません。
しかし、これはイギリス軍の音楽隊に所属していた作曲家アルフォード(西暦1881~1945、イギリス)が、西暦1914年に作曲したもので、実は『ボギー大佐』という曲の名にある「ボギー」とは実在した人物ではなく、1人でゴルフ場をまわるときにスコア(成績)を比べる架空の競争相手としての人物をボギーと呼ぶ習慣があり、その「ボギー」とのことです。ボギー大佐は軍人ではありませんでした。
ですが、さすが軍の音楽隊所属の者が書いただけあって、聴いていて、何かのパレードに使いたくなるリズム感に支配されています。じっさい、20世紀後半には海外のいくつかの国で、軍事パレードの行進のさいに演奏される機会も増えていきました。
そして何より、この曲のメロディは、わたしたちの運動会で行進するときBGMとして使用されていたので、記憶にある方も多いのではないかと思われます。
さらに、どこが発端かは知りませんけれど、この音楽に「サル・ゴリラ・チンパンジー」という歌詞を勝手に付けて歌うことが、一時期流行していました。
わたしが小学校1・2年生のときにも、運動会の入場行進の練習でこの曲が流されていて、背の順番に並んで行進していたときに、わたしの少しうしろ(背が高い)の人がいつも歌っていたので、耳について離れません(そろそろ耳から離れてほしいのですが)。みなさんも、年齢次第でしょうけれど、この替え歌を耳にした経験があるという方もいらっしゃるでしょう。
よくあるパターンでは、テレビやラジオで著名人が替え歌を歌って、それを子どもたちが真似したのがきっかけなのか。理由はわかりませんが、いずれにせよ「サル・ゴリラ・チンパンジー」という言葉を当てはめてみると、たしかにリズムに乗ってくるから不思議です。
もちろん、原曲とはまったく関係ありませんので、聴くときは、どうか忘れてください。
もし、この話題をはじめて聞いた方で、今後『ボギー大佐』の曲を聴いたときに、その替え歌の歌詞が頭に流れてくるようになった方は、めでたくもわたしの仲間となってしまいました!! おめでとうございますと申し上げるよりほかに言葉が見当たりません(笑)。
『ボギー大佐』
演奏時間 : 3分50秒
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルによる演奏です。
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0分08秒~0分12秒までの木管楽器によるフレーズに「サル・ゴリラ・チンパンジー」と歌詞を入れてみるのが、わたしが小学校低学年のとき(昭和の後半)に流行っていました。その後にも現れる同じフレーズにも、「サル・ゴリラ・チンパンジー」とくり返し歌っている人がいました。
意味不明の替え歌を面白がって何度も歌っていたのも、 (その替え歌を歌った人が)子どもだったからなのかなぁ、と思いつつ、大人になってから『ボギー大佐』を聴いてもどうしてもメロディに合わせて(頭のなかで)替え歌の歌詞が流れてきて困っています。やはり、良くも悪くも、幼少期におぼえたことはなかなか忘れないという人間の一般的な真理を表す事象なのでしょうか。
はたして、みなさんは、いかがでしょうか?

『ドイツ舞曲 K.605 第3番 「そりすべり」(モーツァルト)』
音楽の天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(西暦1756~1791)の名曲を、小学校の運動会で聴いたのか? モーツァルトが「冬」を題材にして作曲した曲を、はたして日本では「夏」に行われる運動会で小学校の先生たちが選択するものなのか・・・
わたしの時代には、モーツァルトの『ドイツ舞曲 K.605 第3番「そりすべり」』が小学校の音楽の教科書に載っていて、1人ずつクラスのみんなの前に出てリコーダーで演奏するテストをやったと記憶しています。それは確かです。
ですが、運動会にかかっていたかどうかは定かではありません。たぶん、運動会ではなかったような気がします。
しかし、あまりにも可愛らしい音楽ですので、ぜひこの機会にご紹介しておきたいと思い立ちました。どうぞ、お聴きください。知っている方もいらっしゃると思います(同時代で、同じ出版社の教科書を使っていた場合など)。
西暦1791年、つまり死の年のモーツァルトは、ドイツ舞曲を作曲しました。誰かから依頼を受けて機会音楽のような用途で作曲したものと推測されています。
その3曲目が「そりすべり」と呼ばれる曲で、中間部およびコーダ(終結部)では、鈴とポストホルンが登場し、クリスマスの時期の楽しい情景を表現しています。
それにしても、この曲を完成してから1年も経たないうちにモーツァルトは35歳で死去していますが、なんと純粋な音楽を最晩年に残したことでしょう。子どものような遊び心を最後まで忘れない天才音楽家の刻印を、ここにはっきりと聴きとることができます。
『ドイツ舞曲 K.605 第3番 「そりすべり」』
演奏時間 : 2分29秒
演奏は、オルフェウス室内管弦楽団です。この楽団は、基本的に指揮者なしで、オーケストラだけで演奏するスタイルを一貫していることで有名です。
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さて、モーツァルトの「そりすべり」の楽曲形式をつぎに掲げておきましょう。
曲の形式 : 三部形式
①A(第1部) : 0分00秒 ~ 0分33秒
力強い主題が出ます。
②B(第2部=中間部) : 0分34秒 ~ 1分10秒
鈴の音色が、聴く者を童心に帰らせてくれるでしょう。ポストホルンが望郷の念を誘います。
③A’(第3部) : 1分11秒 ~ 1分27秒
第1部の主題が回帰します。
④コーダ(終結部) : 1分28秒 ~ 2分29秒
トランペットの合図でコーダに入り、1分43秒から鈴が心地よく鳴り響き、ポストホルンを用いた中間部の旋律を回想しながら、静かに終曲していきます。
いかがでしたか?
1曲目の『トリッチ・トラッチ・ポルカ』は、いまにも聴いていて笑い出してしまいそうな愉快な音楽ではなかったでしょうか。
2曲目の『ボギー大佐』は、聴いたことがあったはずです。「サル・ゴリラ・チンパンジー」の替え歌も、周囲でだれかが口ずさんでいたのを聞いていたという方もいるでしょう。子供ならではの、罪のない替え歌ですけれど、耳に残ってしまいますよね。
最晩年のモーツァルト作『ドイツ舞曲 K.605 第3番「そりすべり」』は、実に愛嬌のある音楽だと思います。あの有名な歌曲『春への憧れ K.596』も、これと同じく、モーツァルト最後(死)の年に書かれています。
ここで聴かれる旋律の美しさから推測して、純真無垢な心のままモーツァルトが旅立ったであろう先が、天国的な世界でなかったとは考えにくいところです。
わたしたちは、いつお迎えが来ても(あるいは、アセンションが起きても)すぐに天国的な世界に案内してもらえるようにするために、つねに心をきよらかにしておきたいところですね。
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