一人を生きる -希望の彼方に-

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【世にも美しい波動の上がる音楽 17】 モーツァルトによる、生きる喜びと希望を与えてくれる、波動が高まる音楽!! 『オーボエ四重奏曲』

 

 

【世にも美しい波動の上がる音楽 17】 モーツァルトによる、生きる喜びと希望を与えてくれる、波動が高まる音楽!! 『オーボエ四重奏曲』

 

 

 

 

 生きにくい世の中。せめて、音楽で突破口を開けないものか・・・

 

 

 そんなとき、落ち込まないでください! 

 

 生きる喜びを思い出させ、希望を与えてくれる音楽があります!!

 

 それは、スターシードのモーツァルトが、オーボエの名手フリードリヒ・ラムのために作曲した、オーボエと弦楽器のための四重奏曲です。

 

 

 全体で15分にも満たない長さで3つの楽章が演奏されており、短いながら、美しい旋律に満たされた室内楽の傑作と言えるでしょう。

 

 あっというまに曲が終わってしまうので、クラシックは長いと敬遠せずに、ぜひ最後までご鑑賞ください。最後には、久しぶりの笑顔が戻っているにちがいありません。

 

 

オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370

 

 この曲の正式名称は、『オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370』といい、西暦1781年、モーツァルトが25歳の年に、当時滞在していたドイツのミュンヘンで作曲されました。先述のとおり、オーボエの名手ラムのために作られたオーボエと弦楽器のための楽曲です。

 

 構成は、

 

オーボエ   × 1

ヴァイオリン × 1

ヴィオラ   × 1

チェロ    × 1

 

という楽器編成で、全体でオーボエ四重奏曲、となります。

 

 

 

 第1楽章は、ソナタ形式でありながら、第2主題が再現部で再現されず、そのままコーダに流れ込みます。

 

 第2楽章は短いながら、二部形式という、展開部を欠くソナタ形式であり、短いオーボエのカデンツァも付いていて、そのまま第2主題に基づく短いコーダで閉じられます。

 

 つづく第3楽章は、明るいロンド形式で、後半の「C」の部分ではテンポが一気に変わり、独奏オーボエの名人芸の見せ所という場面が来ます。

 

 こうしたモーツァルトの作風からわかるのは、いかにラムという名人を意識して作曲したかということと、それを聴く側としては「何度聞いても、新鮮な感じを覚える」印象を受ける点ではないでしょうか。

 

 

 それにしても、全体で13分あまりと、短くて、とても聴きやすい曲です。全体としてはモーツァルトの『ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482』 という作品に構成が似ているような気がします。

 

 堂々とした第1楽章、悲しみに満ちた短調による第2楽章、明るく愛らしい第3楽章のロンド・・・『ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482』は、34分程度の演奏時間があるのに比べて、こちらの作品は13分程度と短く、規模の違いはあれど、双方ともメルヘンチックでたいへん印象深い曲になっています。

 

 

 とにかくオーボエという楽器の良さがこの一曲から伝わってくると思います。いくぶん鄙(ひな)びた、もの悲しさが特徴のオーボエという楽器は、オーケストラ内でも、おもに悲しみを表現するような場面で活躍することが多いです。

 

 しかし、このように主役のソロ楽器として扱われた場合、天才モーツァルトの手にかかると俄然、嬉々とした音色に早変わりします(とはいえ、第2楽章では、オーボエという楽器の本領発揮と言える、短いながら陰翳に満ちた音楽も聴けるという意味で、この曲は本当に素晴らしい作品だと思います)

 

 

 モーツァルトの略歴と評価については、次の記事に書いてありますので、こちらをご覧ください。

 

★モーツァルト略歴★

 

★モーツァルトを賞賛した人たちの言葉★

 

 

 

意気揚々とした時期の作品

 

 この作品を書いた、西暦1781年当時のモーツァルト(25歳)には、2つの人生の山場が訪れていました。

 

 

 ひとつは、恋愛の領域で、コンスタンツェ・ウェーバー(西暦1762~1842)という女性と恋をしていた時期に重なります。

 

 コンスタンツェには、アロイジア・ウェーバー(西暦1761~1839)という姉がいて、モーツァルトはその数年前に、アロイジアに恋をして、夢破れるという結果に終わっている経緯がありました。

 

 結局、モーツァルトは、その妹にあたるコンスタンツェ・ウェーバーと、西暦1782年(モーツァルト、26歳の年)に結婚することになります。

 

 このウェーバー家は、歌劇『魔弾の射手』や『クラリネット五重奏曲』などで有名なドイツ・ロマン派作曲家、カール・マリア・フォン・ウェーバー(西暦1786~1826)の親戚にあたる音楽一家です。モーツァルトの妻コンスタンツェ・ウェーバーと、カール・マリア・フォン・ウェーバーは、年齢は離れているものの、いとこの関係にあたります。

 

 

 さて、この時期のモーツァルトは、そうした若者にはつきものの恋愛事情が背景にあって、たいへん感受性もよい意味で繊細になっていたものと考えられるのです。

 

 

 

 そして、もうひとつの理由には、教区の権力者である大司教と反りが合わなくなってきたことが挙げられます。

 

 モーツァルトは、自身のあふれる才能を確信し、ウィーンなどの大きな街に進出して自由に音楽を作り、より多くの人々に聴いてもらい、それで生計を立てたいと願うようになっていました。

 

 しかし、モーツァルトの地元ザルツブルクの大司教だったコロレドは、音楽家などは雇用関係における被雇用者(雇われ人)に過ぎないと位置づけ、自由な音楽活動を主張し始めるモーツァルトのような音楽家たちを、反抗的な存在だと感じて、快く思っていませんでした。

 

 この状況を知って、保守的な考えを持つ父のレオポルト・モーツァルトは断固反対し、息子のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトに対し、地元ザルツブルクに残り、旧来の伝統的な音楽家の地位を得て、安定した暮らしをするように薦めてきます。

 

 

 しかし、モーツァルトはこれを聞き入れず、コンスタンツェとともに、自分の真の音楽的才能を受け入れてくれる未来の聴衆を探して、音楽の都・ウィーンに出て、自由な音楽家として、フリーランス活動を中軸に生きていくことを決意しました(西暦1782年、モーツァルト、26歳の年)。

 

  

 このように、恋愛と就職活動と、親との確執など、現代人のだれもが経験する青年期の問題を、西暦1780年代はじめのモーツァルトは経験していましたから、当然、作曲された音楽作品も、そうした気分が反映されているのもうなずけます。

 

 そんな時期に作られた『オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370』ですから、春の陽気にあふれた第1楽章では第2主題が再現せずにコーダで閉じられ、第2楽章では一転沈鬱な気分に浸り、第3楽章では突如、拍子が切り替わりオーボエが名人芸を披露する場面を設けるなど、細部においてそれまでにない野心的な試みがなされています。

 

 第2楽章がとことん暗鬱な気分に押し込められていますが、それは、モーツァルトがこの時期に経験した心理的な苦悩を芸術的に昇華させて、人類に普遍的な悲しみの感情の表現にまで高めたものである、ともいえるでしょう。

 

 

 

 さて、この演奏には、特別良い演奏がありますので、ここでご紹介します。

 

 



実際に聴いてみよう!!

 

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まず、検索窓に、「K.370 オーボエ Kiss」と入力する。

 

 モーツァルトの作品は、ケッヘル番号である「K.〇〇〇」と表記されますので、最初から、この番号を入力すると絞り込みができます。それぞれのキーワードのあいだに、全角で1スペース空けてください。

 

 

「楽曲」の右端にある、「すべてを表示」をクリックし、演奏家を探す場合、「Jozsef Kiss・・・」、曲名は、「Oboe Quartet in F Major(オーボエ四重奏曲 ヘ長調)・・・」を選ぶ。

 

 いろいろ聴きくらべた中で、この演奏が群を抜いています。もちろん、個人の音感や好みの問題もありますから、最初にこれを聴いてからは、ほかの演奏にもふれてみるとよいでしょう。

 

 

 

 

 

第1楽章

 

 演奏時間 : 6分14秒 

 曲の形式 : ソナタ形式、アレグロ、ヘ長調

 

 

 提示部 第1主題  : 0分00秒 ~ 1分03秒

 オーボエが上昇音型で歌い出す第1主題は、春のように希望に溢れています。

 

 提示部 第2主題  : 1分04秒 ~ 1分53秒 (コデッタを含む)

 弦楽器が第1主題の名残を奏する上に、オーボエが第2主題を重ねていきます。

  

 リピート 第1主題 : 1分54秒 ~ 2分57秒

 提示部の第1主題がリピート演奏されます。

 

 リピート 第2主題 : 2分58秒 ~ 3分47秒 (コデッタを含む)

 提示部の第2主題がリピート演奏されます。

 

 展開部       : 3分48秒 ~ 4分52秒

 

 再現部 第1主題  : 4分53秒 ~ 5分29秒

 第1主題のみが少し変えられて再現しますが、第2主題は再現されないまま、終結部に到ります。

 

 コーダ(終結部)  : 5分30秒 ~ 6分14秒

 

 

 

 

第2楽章

 

 演奏時間 : 3分25秒 

 曲の形式 : 展開部を欠いたソナタ形式、アダージョ、ニ短調

 
 
 提示部 第1主題  :  0分00秒 ~ 0分57秒

 憂鬱で、もの悲しい主題です。

 

 提示部 第2主題  :  0分58秒 ~ 1分27秒

 

 (展開部 なし)

 

 再現部 第1主題  :  1分28秒 ~ 2分22秒

 展開部は省かれ、冒頭の主題が戻ってきます。

 

 再現部 第2主題  :  2分23秒 ~ 2分40秒

 

 カデンツァ     :  2分41秒 ~ 2分50秒

 第2主題が登場し、短いオーボエのカデンツァが入り、再び、第2主題に基づく旋律で終結していきます。

 

 コーダ(終結部)  :  2分51秒 ~ 3分25秒

 

 

 

 

第3楽章

 

 演奏時間 : 4分02秒 

 曲の形式 : ロンド形式(A-B-A-C-A-B-コーダ)

        アレグロ ヘ長調

 

 

 A  :  0分00秒 ~ 0分45秒

 希望あふれる主要主題Aは、どことなく春の雰囲気を持ち、『ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482』のロンド・フィナーレと共通の響きに聴こえます。

 

 B  :  0分46秒 ~ 1分26秒

 オーボエの技巧的な演奏が繰り広げられます。

 

 A  :  1分27秒 ~ 2分06秒

 2回目のAです。  

 

 C  :  2分07秒 ~ 2分38秒

 伴奏は8分の6拍子で、オーボエだけが2分の2拍子になり、独特のリズムを示している部分です。名人にしか弾きこなせないような、超絶技巧が要求される旋律が登場します。

 

 A  :  2分39秒 ~ 3分06秒 

 3度目のAが、軽快に歌われます。

 

 B  :  3分07秒 ~ 3分39秒

 

 コーダ  :  3分40秒 ~ 4分02秒

 通常ならば、ロンド形式の音楽のしめくくりは、主要主題Aですが、ここではAは登場せず、既出の素材(B  0:46 ~ 1:26 の後半の旋律)からコーダを形成し、美しく終わります。

 

 

 

 

 下記をクリックすると、曲のアルバムが表示されます(会員様限定です)。

 

 

◎第1、2、3曲目にあるのが、それぞれ、第1、2、3楽章になります。

 (Amazon側の都合で、曲の掲載順序は変更される場合があります)

 

 

 

 

 さて、いかがでしたか。

 

 ほんとうに、生きる喜び(第2楽章は、生きるのに付随する悲しみ)が凝縮された音楽ですね?

 

 古典派音楽の完成者とみなされるモーツァルトが、ソナタ形式やロンド形式に収まりきらず、その堅固たる形式からおのずとあふれ出しそうになるほどの豊富な楽想をもって作曲した、いわば、音楽史的に古典派のあとに来るロマン派音楽を先取りするかのような音響の誕生を、ここに聴く思いがします。

 

 

 聴いているうちに、わたしたちの心にそっと語りかけ、波動を高めてくれる貴重な音楽です。

 

 

スターシード・インディゴ・クリスタル・レインボーチルドレン向けコラム☆彡
 

 

 モーツァルトの作品は、どのような人に対してであれ、心の小宇宙に語りかける何か特別な魅力を持っていると言われています。国境も人種も文化の違いもやすやすと乗り越えて訴えかけてくる、胸に迫る音符が集結しているからではないでしょうか。

 

 

 さて、わたしたちの究極の目標であるアセンションは確定しているので、ここで焦ってインターネット上で、安心材料を得ようと検索しまくる、あるいは、わざわざ不安要素を詮索するのは、まさしく時間の浪費以外の何物でもありません。

 

 

 あなたにとって重要なのは、外部の事件や、いついつアセンションするという気休めの情報ではなく、自分の波動を見つけて、その波動を感じて3次元で表現しながら生きることです。

 

 

 それにしても、生きる喜びを感じられない労働環境であるとか、この先に希望が持てないというケースもありましょう。けれども、繰り返しになりますが、外部から、あなたは大丈夫ですよ、という声かけや情報発信を待つばかりでは、いっこうに進展はみられないでしょう。

 

 そこで、そんなときのためにと、音楽の出番というわけです。

 

 

 スターシードだったといわれるモーツァルトの音楽で、まずあなた自身がみずからの内部に希望の灯火を点じることから始めましょう!

 

 その輝きは人知れぬうちに、世に拡散していき、結実する日も近いでしょう。

 

 

 

 

 アセンションが近いと言われて、何年になるでしょうか。それでも、よくここまで人類も持ちこたえてきました。ようやく、スターシードたちも地球での任務から解放されて自由を得る日が迫ってまいりました。

 

 かくいうわたしも、そのような理由から、こうして、【世にも美しい波動の上がる音楽】というテーマでの記事を連投できる状況に変わっています。焦りはありません。為すべきことは為し、新たな情報を追う必要も消失しました。みなさんも、地球と自身とが次元上昇するために必要なノウハウを、すでに知っていらっしゃると思われます。

 

 

 十分にその点をわきまえて、音楽記事を書いておりますので、安心して、波動の安定のためにお役立てください。いまから驚天動地の事実があきらかになって、ようやく、アセンションが動き出すというのではないのですから。わたしたちは、アセンションにまつわる基礎情報に基づいて、実践を継続し、「その日」を待つスタンバイ状態にあります。

 

 

 

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