人事異動の時期を乗り切る方法 こうしてわたしは春が怖くなくなった
- 人事異動の時期を乗り切る方法 こうしてわたしは春が怖くなくなった
- 超クールな現実・・・夢を見るのは自由です
- 黙って待っていないで、裏技に逃げる?!
- 逃げることの是非
- 嫌いな部署に異動になったら、こうして乗り切れ!!
- 「また、異動なしかよ!2年目に突入・・・」でも、安心
- そして、また、春はめぐってくる
- 笑えないときは、残るか、辞めるか、真剣に考えよう
- 職場での出来事は、「スピリチュアルな個人の旅」における一場面にすぎない
- 【人事異動を乗り切る方法 まとめ】
2月、3月といえば・・・人の動きが気になる季節ですね。
いわゆる、人事異動ですね?
自分の頭のなかで、勝手に、来季の構想、マイ・ベスト・イレブンを勝手に構想してしまいがちな時期です。
「部長は、あそこから、A部長が来る。いまの部長と、チェンジ、決定!(いいのかい、勝手に決めて。あとからがっかりしないでよ?)」
「B課長は、動かない。いや、動かないでほしい。うん、動くはずがない(妄想かよ?しかも、エスカレートしてくる)。」
「係長は、やさしくて、怒らない人といえば、隣の部署のCさんが、そろそろ昇進して、ウチの係長になる(もう、だれにも止められない)。」
「新人は、ものわかりのいい人、初々しい人、いうことをきく人。ついでに、オフィス・ラブも始まったりしてウキウキ💙」
と想像力もたくましく、出るわ出るわ。
でも、いいんですか?
勝手に妄想していて、あとが怖いですよ?
「ゲッ、予想と全然ちがうじゃないか!!」
と、あとから人事部の内部関係者を批判して、仲間割れすることのないように、ほどほどにしてみませんか。
超クールな現実・・・夢を見るのは自由です
こちらがどう創造力をたくましくしようが、最後には、
「現実は、こうなんよ。」
と、超クールに現実をあっさりと痛ましく突きつけられることになるのが、われわれサラリーマンの宿命なのですが・・・
まぁ、どんな場合も、夢をみるのは自由ですから、だれも止めませんが。
それで、蓋を開けてみると、ヘンテコな人事になることが多いでしょう。
「おい、これの、どこが、適材適所なのよ?」
みたいに思えることもしばしばです。
黙って待っていないで、裏技に逃げる?!
もちろん、黙って待って、破滅するなんて、できない!
いやしくも生命ある身であれば、そのような事態を回避するためには、手段を選ばない、という方もいるようです。
「~ようです。」と表現したのは、わたしは、そのような裏技を使ったことがないため、書けないのです。
前段はさておき、あまりおすすめできませんが、裏技に逃げるという方法もあるようです。
それは、「つて」で乗り切るのです。
「有力者や幹部クラスの人などを使って、あの人は、いまの部署に移った。」
などといったうわさは、どこから出るのでしょうか?
聞いていて、思わず「そんな話をしているひまがあったら、目の前の仕事をしようよ?」といいたくなります。
が、やたらと、うわさが盛り上がると、本当なのかと、最初は全然興味がなかったのに、こちらまで引き込まれてしまいそうになります。「おい、そのウワサ、マジかよ?その先も、教えて!!」
逃げることの是非
ただ、都合良く人事異動をあの手この手を駆使して乗り切ったとしても、課題は残ります。
仲良しクラブになりすぎると、外部の刺激に弱くなるし、成長しません。
いわゆる、ぬるま湯に浸かった状態ですね。フリーライダーで、いやな仕事は他人に任せ、安直な仕事だけ、しかもお仲間と助け合いながら・・・まぁ、楽なのはわかりますが、どうなんでしょうか?
かといって、わざわざ、人生は試練だ、などといって、
「すいませーん、自分の嫌いな部署に異動させてください!」
なんていう奇特な人も、いないでしょう。
究極には、つぎの2点のどちらかになるでしょう。
さて、逃げることに是非や、如何に?
嫌いな部署に異動になったら、こうして乗り切れ!!
模範解答ですが、と、おことわりをしたうえで、話を進めましょう。
あなたが嫌いな、苦手と感じる部署に異動になった場合、こうして乗り切ってくださいという、応援のメッセージです!
◎異動して1年目は、苦手な上司・仕事でも、できるだけ質問して、全体の流れだけつかんでおく。
異動して1年目であれば、質問しても大目に見られますから、このときに、たとえ相手が苦手なタイプであっても、2年目以降に楽になることを考えて、できるだけ質問して、通年での作業の流れだけでもつかんでおきましょう。
◎必ず、メモを残すこと。ただし、個人的なメモとし、ほかの人が見る文書やファイルには記入しないようにしましょう。かりに内容が間違っていると、後任の方が混乱し、書いたあなたの責も問われてしまうからです。
その場で分かったつもりになっても、人間は、必ず忘れる生き物です。
また、わざわざ清書すると、当時のリアルさが失われてしまうので、最初にメモをした用紙をそのまま残すほうが断然いいです。そうすると、当時の状況まで思い出せるからです。
勝手に、
「来年は、いなくなっている(異動している)から、適当でいいや。」
というのだけは、やめておきましょう。
異動にならず、残ったら、自爆します。
「また、異動なしかよ!2年目に突入・・・」でも、安心
上記の方法で行けば、その部署での、2年目以降の仕事も安心です。だいたい、うまくいきます。
「また、異動なしかよ!2年目に突入・・・」
とうなだれても、自力で立ち上がるしかありません。そんなときに、先の方法で、技術面は、しのいでください。
細部は、クレームが発生したときや、前任者の方法が古いと感じたら、更新していけばよいだけです。
あとは、体力の限界や、家庭環境の変化(親の在宅介護など)が起きるまで、人事異動の恐れは、これでだいたいは解消されます。
さすがに、人事異動に関するあてが外れた心理的ダメージが大きく残る4月はキツいですが、5月の連休明けからは、ある種の諦めが出てきて、少しは心が軽くなってくるものです。
ここは、冷静さと将来の希望をイメージすることで、乗り切れます!
そして、また、春はめぐってくる
そして、また、年末年始の休みに、第1段階の人事の妄想をして、2月、3月になり、人の動きが気になる展開に突入します。また、春がめぐってきたのです。
「なんで、この人と、ここで遭うのか?まさか、次に異動して来るのか?それとも、自分がその人の部署に行くのか?」
と、買い物や外出先での何でもない出会いが、シンクロニシティ的に、気になったりします。
「それも、けっこう、おもしろいじゃん!」
と思ったところが、ふたを開けてみて、
「全然関係ないじゃねえかよ!!」
みたいな、ただ遭っただけと、あとからわかるケースも多いですよね?
自分で妄想をたくましくしておきながら、われわれ人間はあてが外れると、すぐに大げさなぐらいに嘆く。
ホント、自分も含めてですが、人間って、笑っちゃいますよね!
笑えないときは、残るか、辞めるか、真剣に考えよう
あとは、一年間、強化合宿のつもりで、同じメンバーで、行くしかありません。
ちょっとずつ、つらさが増してきたら、
- 定年まで、あるいは行けるところまで残るべきか?
- 早期退職でセミリタイア第二の人生に突入か?
空いた時間に考えましょう。
そうです。笑えないときは、残るか、辞めるか、真剣に考えましょう。
人間たるもの、心身を破壊しては、意味がありません。
その気になれば、生きていく方法は、いくらでもあるでしょう。
社会通念に、がんじがらめにならない、自由な発想をできる人間でありましょう。そうして、みずからを守りつつ、舵をきっていってください。
もし、残るのであれば、社会の縮図だ、と達観して、次なるアイディアと活力が湧いてくるまで、しばらくは忍耐力を発揮して、そこに居ましょう。
辞めて、転職しても、その先がばら色である可能性は、きわめて低いでしょう。
なぜなら、そこが取引先だとしたら、結局、同じような階層・序列が存在し、不文律があり・・・と、元の職場と似たり寄ったりである場合が往々にしてありうるのが日本の社会だからです。
職場での出来事は、「スピリチュアルな個人の旅」における一場面にすぎない
ですから、職場での出来事は、「スピリチュアルな個人の旅」における一場面にすぎないのだ、と自分に言い聞かせて、たんたんと乗り切るのがいちばんではないでしょうか?
むろん、明らかに条件の良い提示があって、納得できるのであれば、転職する選択肢もあります。
どうしても、人は、自分の身に降りかかる災難を、世界最大の難事と感じてしまうようですが、そんなことは、大局から見れば、まったく見当違いなのがわかります。
当人も、冷静になりさえすれば、わかることも、渦中に置かれた途端、客観的にものを眺められなくなることは多いでしょう。
「スピリチュアルな個人の旅」における一場面にこだわるのは、あなただけです。他人の顔色をうかがっても、意味がないでしょう。
あなたが、船長です! あわてずに、航路を決めてください。
【人事異動を乗り切る方法 まとめ】
しっかし、この、春先の2~3月のそわそわ感といったら、何か、たまらないですよね?
悶絶しそうです。
学生時代であれば、クラス替えの時期にあたり、
「カッコいい男の子(or かわいい女の子)と同じ学級になれないかな?」
とか、
「先生は誰かな?」
とか、まだまだ可愛らしい感情でした。
しかし、職場となると、そうはいきませんよね?
裏技を使っていたとうわさされる人々の気持ちも、わからないではないような気もしてきます。
本当に、悶え苦しむ、といった感じです。
この記事のタイトルに、「こうしてわたしは春が怖くなくなった」と書きましたが、まったく恐怖心が消えたわけではないことを、ここで正直に告白しなければなりません。
しかし、上記に見てきたとおりの創意工夫を凝らした結果、一定の成果は得られました。人事異動に対する恐怖心はゼロにはならなかったものの、だんだん、小さく感じられるようになってきたのも、また事実です。
不思議なことに、それで一生が破滅する事態になることはないのに、あたかも一大事のように感じてしまうのが、人事異動の一面でもあります。
大人の事情で、左遷や、いやがらせ人事も横行しているのは、日本じゅう(世界じゅう)どこも同じだとは思いますが、最後には、その人の価値観、突き詰めれば信念がどのようにあるかによって、人事異動をどう受け止めるかが変わっていきます。
いずれにせよ、人事異動で悩んでいる人が、かんたんに現在の仕事を退職できないときは、1年、また1年、と、冷静に戦略を練り直していくしかなさそうですね。