一人を生きる -希望の彼方に-

セミリタイアした男が、激動の時代、一人をどう生きるかを問うブログです。節約、健康、恋愛、スピリチュアルなど多彩なテーマを扱います。

健康な胃で、余生を過ごそう。老化してからでは、遅い。手遅れになる前に。

 

 

日本人の3大死亡原因は、長らく、がん、心臓病、脳卒中でした。

 近年になり、「老衰」がランクインしましたが、「病気の原因」に限定すると、いまだに上記の3つがそのまま引き継がれているといっていいでしょう。そう聞いて、いつか自分も罹患するのだろうか、と漠然と考えるのが、普通の人の反応でしょう。

 しかし、諦めたり、おびえて待つ必要もありません。攻めの予防という観点で物事を見ると、事態が好転する場合だってあるものです。

 

 

 

 

 

 

すべての不調を、年齢のせいにしてはならない

 

 人は、年を取ってから体調が悪くなると、どうしても「歳だから」と年齢のせいにしてしまいがちです。でも、それが、病気のシグナルだったりします。身体が、「気づいてくれ」と叫んでいるのですね。

 

 わたしは、食生活に関してはごく普通に、過ごしてきました。仕事で残業が続いて出来合えの惣菜ばかりを食べるしかなかった期間を含めても、胃腸の具合がよくないときは、市販されている漢方胃腸薬で済ませていました。

 

 ところが職場の健康診断で胃の内視鏡検査を受けたとき、ピロリ菌が生息していると判明しました。

 さらに、胃の一部が赤く変色していて、がんの疑いがあるので生検に出す、と言われ、二重にショックを受けたのを覚えています。病院の診察室でパソコン画面に映し出された胃の画像は、たしかに赤くなっていました。

 

 約2週間後に、ようやく郵便で結果が届きました。しかし、幸い、このときはたんなる炎症のようなもので病変ではないと書かれてありました。

 

 胃がんの疑いは晴れたものの、長年そうと知らずに連れ添ってきたピロリ菌については、投薬量法で除菌を行った結果、1度目(1週間の投薬)で除菌完了となりました。しかし、完全に除菌されたかどうかの結果が出るまで、約3ヵ月もの期間を待たなければならず、その間は、ずっともやもやとした気分が抜けませんでした。 

 

 

なにかのついでに、受けておくと安心かも

  まさか、自分には関係ないと思っていたピロリ菌でしたので、驚きました。環境整備の行き届いた現在は感染者が少ないそうですが、昭和生まれの方は、まだまだ隠れ感染者(本人は気づいていない)が数多くいると言われています。

 

 ピロリ菌の発見は比較的遅く、なんと西暦1983年。オーストラリアのマーシャル博士とウォレン博士によって発見されました。

 胃がんとの因果関係が非常に強く、胃がん患者の大多数がピロリ菌に感染しているとの報告もあります。かつてはよく、ストレスが胃にくる、と言われたものでした。裏を返すと、それは自分が頑張って生きている証拠だ、と捉えて、精神論で片づけてしまいがちな時代だったように思います。

 

再感染の可能性はほぼ皆無

 免疫が確立されていない幼少期にピロリ菌に感染し、成人後に発見-除菌すれば、再度感染することはほぼ無いというデータが医学界で定着しているので、これに関しては、安心できそうです。ただし、何十年も胃に棲み着いていたわけですから、胃炎を起こすことが多く、それ以来、普段から、食生活全般に気を遣うようになりました。

 

 わたしは、医療機関の関係者ではありませんが、もし、普段から胃の調子がよくないという方は、なにかのついでにピロリ菌の検査を受けることがあったら、検討してみるのもわるくないかもしれません。かりに菌があった場合は早めに除菌するほど、胃をいたわることができるからです(ただし、その場合は、事前によく調べて、医療機関と相談の上でお願いします)。

 

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 ただし、気をつけなければならない点もあります。

 がんについては、近年、急速に医療技術が進んでおり、早期発見が容易になったのは一見すばらしいことではありますが、発見される段階があまりに早過ぎて、その後、自然治癒する可能性があるかもしれないものまで、がんと診断されてしまう場合もごく一部にあるようです。

 しかし、だからといって、検査を受けずに放置しておいて手遅れになってから病院に行く事例では、予後はよくないでしょう。

 

 このへんは、まさにその人の価値観、人生観が反映される局面です。

 どのような情報に信頼を置いて、どう生きていくか。ときに、われわれは、シミュレーション・ゲームの主人公のごとき立場に自分が置かれていることに気づかされます。

 

健康寿命が短いと、退職→闘病生活に

 せっかく、早期退職後の生活を描いていても、それがただの闘病生活になったら、ショックですよね。「なんのために働いてきたのだろう」とか、「もっと早くに辞めておけばよかった」とか、いろいろな思いが逡巡するでしょう。

 

 このときの一件では、わたしは運よく、当たった医療機関がよかったためか、少しは「健康寿命」が延びた気がしました。これから先、人生を左右するような未知なる選択を迫られる場面に遭遇することになるのでしょうか(あまり遭遇したくはありませんが・・・)。

 

 

健康は、セミリタイアの必須条件

 このようなことも、実は、早期退職を視野に入れていた時期に起きたことで、自分の健康管理に時間が少しばかり割けるようになっていたこともあり、いろいろと検討しながら対処できたのがよかったと思います。

 健康が衰える年齢は、人によって違いますが、老化を感じてから、つまり若さを失ったと感じるようになってから行動を起こすのは困難を伴います。なぜなら、行動を起こす気力も身体の力も低下しているからです。

 

 

 やはり、人の考え方は多様だからこそ面白いのでしょうが、

 

  • 独身で生涯を閉じる可能性が高い
  • インドア派
  • 早期退職後は副業でなんとかやっていきたい

 

 と考える方は、健康についての情報は、周囲の同年代の楽観視に惑わされず、早めに、自己の健康管理を行う習慣が必要でしょう。たとえば、同期の人が再会して、「お互い腹が出る歳になったね、貫禄も出てきたね。」などと話して終わり、何の対策もしない場合などがこれ(楽観視)にあたります。独身が内定しそうな方は、将来1人だったら、健康づくりに関しては、だれも当てにできませんからね。

 

 

 また、年を取ってから、新しい習慣を身に付けるのは実に至難の技といえます。資金や運用やらの前に、健康について、学んでいくことが必要です。

 情報は医療に限らずどの分野でも氾濫しており、また、業界の医療利権なども絡んで、いったいどの情報が真実なのか、わかりにくくなってはいますが、インターネット環境の普及により、昔と比べると、自分に起きていることを正確に把握しやすい時代に変化したのは事実です。

 多くの人が異口同音に、身体の無理がきくのは30代まで、といっていますから、将来セミリタイアして悠々自適な暮らしに憧れる方は、まずはお身体にお気をつけください。

              

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【追記】

 かくいうわたしも、いまごろになってそのように気づかされたわけなので、セミリタイア生活と同時進行で、健康問題もチェックしていこうと思っています。

 

 そして、健康状態とは、当然のことながら、加齢により、日々、刻一刻と変遷していくものです。ちょうど、空を流れる雲が、一瞬ごとに形状を変えていくように。ですから、また、研究もかねて、身体について気をつけるべき点とその対策について、今後ご報告していきたいと思います。

 

 とりあえず、健康な胃で、余生を過ごしたいですからね。