床屋に行けない人、必見!!髪をセルフカット(自分で切る)してみました。
床屋に行けない。
雨だからでも、暑いからでもない。
昨今の社会情勢のせいかもしれない。
そこで、自分で髪を切ることにしました!
実は、春先にもしたのですが、髪が伸びてきました。こんなとき、日本人形がうらやましい。髪が伸びないので、床屋代が浮くでしょうから。
では、こんなとき、どうしたら難局を切り抜けられるのでしょうか?
実は、これには、便利な道具があります。セルフカット用のはさみセットという代物です。ふつうの事務作業用のはさみでは上手に切れないのです。やはり、けがをしないためにも、そのような“文明の利器”を使わない手はありません。
次に、わたしが実際にセルフカットの体験モニターした手順をご紹介しましょう。
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古新聞紙を洗面台に敷きます。
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セルフカット用のはさみを用意します。
はさみは、2種類あり、小さい方のはさみを使用します。はさみの先端が目に入らないよう注意します。プロの理容師に任せていればそんなことはないですが、慣れないので、はさみを、目の高さまで下げないようにします(そうすれば、目に当たりません)。
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まずは、前髪と、頭のてっぺんを切りたい長さに切りそろえました。
このとき、あまりに正確に水平に切ってしまうと、いかにも素人っぽくなってしまうため、多少、ジグザクにしてみました。
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うしろの部分は、床屋さんではバリカンを使ってもらっていたのですが、まずは切りたい毛を左手でつまんで、小さいはさみで切りました。耳だけ切らないように気をつけましょう。目見当というより、見えませんので、直感ヤマカンを日頃から鍛えておくことが大事です(笑)。
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もみあげも、長かったので、両サイドを小さい方のはさみで、切りました。
ここで、もうひとつのはさみである、すきばさみの出番となります。
くし状になっており、両サイドのもみあげ付近、それから後ろの部分に、すきばさみを入れると、あら不思議、自然にカットした雰囲気になります。
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ここで、本来ですと完成なのでしょうが、どうしても、切り残しが出てしまいます。これは、手でもみあげから後ろの生え際をたどっていけば、へんな場所に長い毛が残っているのがわかります。それを、最初に使った小さなはさみで周囲の髪と同じ長さに切りそろえます。
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衣服から切った髪をほろい落とし、敷いていた古新聞紙にくるんで、各自治体のきまりに従って処分します。切った髪の残りが頭髪に残っているので、できれば、このタイミングで、髪を洗うと、便利です。
注意すること
切った髪の毛が衣服につくことが気になる方は、事前に、別途、ケープ、バスタオルなどをあらかじめ体に巻いてから切るとよいでしょう。そうすると本格的だし、あとが楽になります。
また、髪の毛は一度切ると取り返しがつかないので、少量ずつ、数回に分けて切るとよいです。まちがっても、ストレスのたまっているときには、髪の毛のセルフカットはやめておきましょう。思わず、ざくっと切ってしまいそうですね(笑)。
結果は・・・
さて、できばえは、まずまずといったところでしょうか。2~3日すると、ふぞろいな箇所も、髪が生えそろってきて、自然な感じに落ち着くのは、普通に床屋に行ったときといっしょです。
切りたてはどうしても、見慣れないために、自分にも他人にも、可笑しくみえてしまうものです。前髪が水平線のようになってしまって、自分で見ても、吹き出してしまいそうです(今回のわたしの場合は、上手くいきました)。でも、失敗しても、ちゃんと時間が解決してくれますので、ご心配なく。
さて、ここで、ブレイクタイムといきましょう。
床屋さんも、時代の推移とともに、その実態は変遷してきました。
非常にざっくりとした整理の仕方で、分類してみましょう。
【昭和】
まったりと流れる時間。先客と理容師の世間話がまたいい。そのかわり、待ち時間は先にお客さんがいたら、とても長かったです。
【平成】
一国一城の主の床屋さんが減り、コンビニ時代のニーズに合わせるかのように、全国展開する店舗が複数の理容師を雇い、待たせず、低価格でのサービス提供が主流になる。
しかし、独立志向が強い理容師は一定数おり、日夜研鑽を積んで独立した店舗を立ち上げる日をめざしていました。
待たないで、ササッと15分程度で終わるのが好感持てましたね。仕事帰りに行って、帰りは、回転寿司に立ち寄るフルコースが懐かしい。
【令和】
セルフカットが時代の要請となるのでしょうか。
それとも、一足飛びに、人工知能AIによるロボットが理容業界に導入されて、SFさながらの理髪が始まるのか?
今後については、暮らしに直結するので気になるところですが、続編はまた、わかりしだい、ご報告します。
【まとめ】
今回は、セルフカットについて研究してみました。
慣れてくると、くせになるかもしれませんが、いまはまだそこまではいきません。やはり、腕のいい床屋さんに、切ってもらえるような世界になってほしいと思います。
とりあえず現時点では、社会情勢もあり、節約の観点からしても、このようにセルフでやることを覚える試みは、むだにはならず、経験上の財産になってくれることでしょう。