生涯独身か?将来結婚か?によって、加入する保険が変わる
- 生涯独身か?将来結婚か?によって、加入する保険が変わる
- 結婚を夢見ている(すでにしている)場合
- 生涯独身なら死亡保険は不要?結婚するなら事前に検討するべし
- 保険ばかりじゃない!!高額療養費 限度額適用認定証で、入院時の負担を軽くできる
- 個人年金保険
- 保険に入るなら、成人病になるまえに、入ろう
- 結論やいかに?
- 結婚願望がある方
- 【追記】
もしあなたが、”生涯独身かも?”と感じ始めたら、まず、取るべき行動とは何でしょうか?
それは、加入している保険を洗いざらい見直すこと。
まず、重要なポイントから言いましょう。
それは、 ”生涯独身” という条件付きで、
死亡保険はやめて、入院保険にしよう!
というのが先決だということです。
死亡保険の場合、あの世に行ったら、当然受け取れませんし、また、自分の配偶者や子ども以外の親族が受け取るというケースもまれだからです。
結婚を夢見ている(すでにしている)場合
これが、結婚している人や、これから結婚する予定のある人だと、まったく話が違ってきます。
保険に入るように配偶者から勧められたり、子どもの将来のことを思うと、万が一とはいえ起こる可能性もある不測の事態に備えて、安心をお金で買う、という地点に着地することが多いでしょう。
ですが、生涯独身かもしれない、または、結婚しても、あまり保険に頼らない暮らしをしたい人は、まったく保険に入らないのがいいのか、と問われると、やはり、何も入らないのは危険です。
自分が扶養責任のあるような立場であれば、子どもが成人するまでは、死亡保険に加入していたほうが安心できるでしょう。
かりに、あなたがずっと一人だとしたら、入院保険だけ入っていれば、十分でしょう。
生涯独身なら死亡保険は不要?結婚するなら事前に検討するべし
世の中には、じつにさまざまな生命保険商品が出ています。
そんな場合はこう、こんな時にも助かる。
ずっと読んでいると、たしかに想像力が引っ張られてしまい、勝手に活動をスタートさせて、全部が必要にも思えてきます。
しかし、最初から生涯独身を覚悟しているのでしたら、もはや迷うべくもありません。少なくとも、死亡保険に入るのはもったいないから、別の保険商品を選ぶべきでしょう。
ただ、意気揚々とした未来ある20代の若者が、「オレは一生独身だぜ!」と思いながら暮らしているシーンを、わたしとしてはどうしても思い浮かべることができないのです。
そもそも、そんな若者がいるのでしょうか?いつか、すばらしい出逢いがあるという希望さえなく、人は生き続けることが可能なのでしょうか?
ライフプランは、人それぞれ。
ここで、すべての可能性を挙げるまでもありません。
もし、結婚する展開もあり得るならば、未来のフィアンセ候補に出逢ったときに、
「生命保険、どうしようか?」
と、不安げに、相手に聞くようでは、いけません。
「わたしは、死亡保険はこれ、入院はあれ、子どもの保険は・・・」
と、具体的に提案できるのが理想です。
なぜかというと、いざ結婚して、どの保険に加入するかを決めるときに、致命的な意見の相違が発覚して、そこで破局、などとなったら、元も子もないですからね。
出逢ったときに、ふと、デートの最中で、話題が途切れたときが、生命保険や子どもの件も含めた未来の生活にかかわる話題を切り出すチャンス到来です!
そのときを見逃さず、相手とすりあわせを事前に行っておくのがベストです。
保険ばかりじゃない!!高額療養費 限度額適用認定証で、入院時の負担を軽くできる
ただ、わが国には、高額療養費の限度額適用認定証制度がありますから、これを利用すれば、入院したときに、医療費の負担を減らすことができます。
事前に市区町村役場などに申請を行い、「限度額適用認定証」の発行を受けます。これを入院するときに病院に提示すると、限度額を超える金額の支払いが免除されるというものです。
さらに住民税非課税世帯の場合なら、少額で済みますので、入院保険は最小限でよくなります。
ここで、普通のサラリーマンが手術を伴う入院をしたケースを想定してみましょう。
実際にかかる医療費は、一般的に100万円前後となり、病院からの請求書にも、その金額が印字されています。
しかし、事前に手続きを行えば、一般のサラリーマンであれば、1ヶ月の上限額がおよそ50,000~60,000円台(2021年時点、年間所得などによって異なりますので、各自でお調べください)になり、とても助かります。
★このように、高額療養費の限度額適用認定証制度を利用できることを確認した上で、入院保険を、どのぐらいの規模に設定するかを決めれば、無駄に、「保険入りすぎ状態」を未然に防ぐことができます。
★安心は、お金だけでは、買えません。まず、あなたが入院したときに、上記の高額療養費の限度額適用認定証制度を計算してみて、入院保険料がいくら支払われると家計としてよいのか、金額を算出してみることから始めましょう。
★そうしないと、「万が一、手術すると、○○万円かかるので、ぜひ加入を。」という保険会社のセールストークに呑み込まれてしまい、契約してしまうことに・・・実際には、入院時も、かかる費用は、制度の適用によって、思っていたよりも少額で済むのであれば、最初から低い掛金率で、安い入院保険に加入していたほうが、断然、お得ですよね?
ただし、いくつか、注意が必要な点があります。
高額療養費の限度に達した月内に、市役所などで手続きをしなかった場合は、先に全額(上記の例なら100万円前後)を実際に支払ってから、還付を受けることになります。
まとまった金額を一度支払ってから、また戻ってくるという煩雑な手続きを回避するためにも、事前に、お住まいの市町村の高額医療費の限度額の手続き方法を、調べておくとよいでしょう。
また、緊急で入院・手術の場合は、親族や医療スタッフに相談するとよいでしょう。
※ 上記の制度等につきましては、いずれも、2021年時点での情報ですので、詳細は、各市町村役場にお問い合わせし、最終的な確認を行なってください。
個人年金保険
年金の支払いに不安が流れた時期に、個人年金保険という商品ジャンルが開拓されたのは記憶に新しいところ。
しかし、受け取る率をみると、あまりお得感はないような気がしてしまいます(受け止め方に、個人差はあるでしょうが)。
ただ、こつこつと貯蓄するのが苦手だったり、将来に対する漠然とした不安がある方は、個人年金保険を検討してみるのもよいと思います。
保険会社の側も、日々、新商品を研究開発しているので、自身に見合った保険を、将来を思い描きながら選んでみませんか?
保険に入るなら、成人病になるまえに、入ろう
ご存じのとおり、生命保険では加入するまえに健康診断書の提出を義務づけられる場合があります。
加入前の一定期間に、病気歴があると、加入できない保険もあるのが実態です。
当然のことですが、虚偽の申告をしたら、あとから契約を抹消されてしまいます。
そのために、若いうちに、生命保険に加入しなければならないというあせりがあり、わたしもそれで加入していました。
保険会社のセールス担当の方も、そのへんは熟知されていて、なるべく若いうちに、健康診断で成人病が指摘される前に加入しませんか、と勧誘してくるのが常です。
そのあたりは、実に難しい。
若いうちからしっかりと、メタボや栄養過多による臓器疾患に罹患しないように、日頃から食生活や運動を取り入れ管理するのがベストでしょう。
しかし、最近では、健康診断書なしで加入できる保険も多数登場しています。
同じような心配をしている人や、保険セールスを煙たく思って敬遠してきた人たちを取り込もうという企業戦略なのでしょうが。
ただ、その場合も、細かい約款に、支払いできないケースが想定されており、健康診断書なしで加入できる分、実際に病気になっても、重度でない場合は支払いされないなどの規定があらかじめ設けられているパターンが多いので、事前によく調べてから加入するようにしてください。
結論やいかに?
結論は、ずばり、
「オレって、もしや、生涯独身かも・・・」となった方は、
★ 死亡保険は、要らないとまではいわないが、もったいない。
★ かりに契約していたとしても、結婚を諦めた時点で、解約するべし。
解約時に、返戻金が出る死亡保険もあるので、もし結婚に未練があってどうしても死亡保険に入っておきたいと熱意のある方は、この解約時に返戻金が支払われるタイプの死亡保険を選ぶといいかもしれませんね?
しかし、たくさん入ると掛け金が無駄になるので、ポイントを絞って、選ぶようにする。
個室の差額ベッド代は、高額療養費の払い戻し対象とならないため、入院保険料から捻出することになります。
最初から入院するときは個室がいいとの希望がある場合は、入院保険でまかなえるかどうかをしっかりと確認しておきましょう。
保険会社側も、入院以外でのメリット、たとえば保険適用外の最先端医療を受けるための費用(最高で2000万円までなど)を用意するなど、さまざまな工夫をしています。
たとえ生涯独身でも、最低1つは入院保険に入っておいたほうが安心です。
どうしても解約したくなったら、そのときに解約を告げるだけで済みます。
安心を買うと同時に、実際のピンチの場面でも保険に役立ってもらえるよう、生命保険商品を上手に活用してみましょう!
結婚願望がある方
結婚の夢がある方は、運命的な出会いが到来するまえに、きちんと、ライフプランを練り上げておくべきでしょう。
現在では、インターネットでかんたんに事前に調べることができますので、時間の空いているときに、自分なりのプランを、あかるい気持ちで選んでみましょう。
【追記】
ここでは「自分は生涯独身で終わるのか?」と思いつつ日々を暮らしている方々も、結婚を考えている方も、将来の不安を抑えて、明るい笑顔で「現在」をよりよく生きられるようにとの願いをこめて、記事を作成してみました。
だれでも、いきなり恋が芽生えるかも知れないし、また、その反対に、結婚できずに生涯独身になる可能性もゼロではないのです。
今後、わたしたちの人生が、急転直下して、どのような展開になっても困らず乗り越えていけるようにするため、保険について、少し掘り下げて検討してみる機会をつくるとよいでしょう。