【世にも美しい波動の上がる音楽 15】 ピアノの詩人、ショパンを速攻で好きになれる曲 BEST3!! で、波動上昇する 【第2部】 ノクターン 第2番、英雄ポロネーズ
- 【世にも美しい波動の上がる音楽 15】 ピアノの詩人、ショパンを速攻で好きになれる曲 BEST3!! で、波動上昇する 【第2部】 ノクターン 第2番、英雄ポロネーズ
- 「ノクターン 第2番」
- 英雄的なショパン像
ピアノの詩人といわれるショパン。
彼の遺した名曲のうち、短いものから順に、厳選した3つの曲をご紹介します。
という特集記事の第2部になります。
ピアノの詩人、ショパンを速攻で好きになれる曲 BEST3!!
「レ・シルフィード 前奏曲」
「ノクターン 第2番」
「ピアノ協奏曲 第1番 (第2楽章)」
今回は、上から数えても、下から数えても、同じく2番目にあたる「ノクターン 第2番」という音楽をご紹介していきます。
ショパンの音楽家として、人としての生涯については、前回の【第1部 レ・シルフィード 前奏曲、別れの曲】の記事の前半部分をごらんください。
★【世にも美しい波動の上がる音楽 14】 ピアノの詩人、ショパンを速攻で好きになれる曲 第1部★
さて、前回の作品が、演奏時間がなんと、「1分27秒」と、もし、あなたが「もっと、長く、感銘に浸っていたい」と感じられた場合は、きっと、きょうご紹介する音楽は、まさにうってつけだと思われるのです。
では、さっそく行ってみましょう!
「ノクターン 第2番」
ショパンの繊細さが一番よく現れているのが、
「ノクターン 第2番」
ではないでしょうか?
人がショパンに期待するのは、やはり、英雄的な感情よりも、センシティヴな情緒にちがいありません。英雄的な感情であれば、ベートーヴェンやワーグナーなどに求めるはずです。
ノクターン(夜想曲)は、夕方に聴くと、心が浄められる気分になります。
西暦1830年、ショパンが20歳のころに書かれたと推定される夜想曲です。
左手は伴奏に徹し、右手の高音域では、イタリア・オペラの歌唱を参考にしたとされる、歌の精神に満ちた作品です。夜想曲というジャンルで作曲されたこの曲については国民性を問わず、ロマンティシズムを感じ取れるというのは、人類に普遍的な情緒がいかにうまく描かれているかを証明しているかのようです。
じっさい、この曲は、ショパンの全作品の中でも、最も人気度の高い音楽なのです。ボロディンのノクターンも美しいですが、どちらかを選ぶとしたら、やはりショパンでしょうか。ショパンのノクターン全作品中でも完成度で傑出しているのは疑いのない事実です。
正式な名称は、「ノクターン(夜想曲) 第2番 変ホ長調 Op.9-2」です。ショパンの夜想曲といえば、これが世界で最も愛されている作品だといえるでしょう。
Amazonミュージック・アンリミテッド(Unlimited)で選ぶときは、次のとおりです。
①まず、検索窓に、「ショパン ノクターン 2」と、3つのキーワードを、それぞれのあいだにスペースを空けて、入力する。ここでの「2」という数字は、半角ではなく、全角で入力してください。
②「楽曲」から、演奏家を探す場合、「Various Artists バー・タイム・クラシック」、曲名は、「ノクターン 第2番(ショパン)」を選ぶ。
③参考までにタイムを記すと、演奏時間が、「3分28秒」となっているものから、探す。
演奏時間 : 3分28秒
曲の形式 : A-B-A-B-A-C-C-コーダ
主題Aが、前奏もなく、いきなり美しく流れ出ます。後半に現れ、2回繰り返される主題Cも、特に2回目のほうがたいへん魅力的なフレーズです。
曲が終わるのが名残惜しい。そんな気分にさせてくれる音楽など、滅多に存在しないと思います。
A : 0分00秒 ~ 0分42秒
B : 0分43秒 ~ 1分06秒
A : 1分07秒 ~ 1分29秒
B : 1分30秒 ~ 1分51秒
A : 1分52秒 ~ 2分15秒
C : 2分16秒 ~ 2分40秒
C : 2分41秒 ~ 2分59秒
コーダ(終結部) : 3分00秒 ~ 3分28秒
ほんとうに、ひたすら美しい音楽ですね? 言葉を失ってしまいます。
そもそも、言葉の前に直観があり、その直観を作動させるために、このような芸術作品があるといえそうです。
とりわけ、最後に近いCの部分のメロディーは、この世のものとは思えません。
音楽に込められた真の感動は、国境も、宗教も、人種の壁も、やすやすと乗り越えて、わたしたちの心に響いてきます。
★「Amazonミュージック・アンリミテッド(Unlimited)」の会員様のみ、下記をクリックすると、直接、曲のあるアルバムを検索できます!!
最初に、Amazon公式ホームページのアカウントが表示されますので(そのまま直接、アルバムが表示される場合もあります)、そこから入って表示されるアルバムの中から、ご紹介した曲を選び、左端の再生ボタン(▶)をクリックしてください。
下記をクリックすると、曲のアルバムが表示されます(会員様限定です)。
⬇
◎第5曲目にあるのが、ノクターン 第2番です。
(Amazon側の都合で、曲の掲載順序は変更される場合があります)
◎ヴァイオリンとピアノによる、後世の編曲版で美しいのは、次の演奏です。テンポを遅めにして編曲されているものの、ショパンの詩情は失われるどころか、いや増すばかりです。
下記をクリックすると、曲のアルバムが表示されます(会員様限定です)。
⬇
◎第7曲目にあるのが、ヴァイオリンが主役に編曲され、ピアノは伴奏に徹する「ノクターン 第2番」になります。なお、ピアノは清塚信也さんです。
(Amazon側の都合で、曲の掲載順序は変更される場合があります)
ショパンの「ノクターン 第2番」を聴くと、どうしても「夕べの音楽」の映像が浮かんできて、明るい夏の星空とか、ロマンティックな月夜を連想してしまいます。
みなさんは、どんな映像が浮かんできたでしょうか。
もし、同じようなものであれば、如何にショパンの筆致がすぐれていたかの証明にもなるでしょう。地理的にも時間的にも、こんなに隔たっているのに、ロマンティシズムを深い共感をもって伝えることに成功していることになるわけですから。
スターシードはどうしても、星空を見上げるのが生来の習慣になっているようです。もしこのノクターン(夜想曲)がお気に入りの楽曲になったならば、あなたがスターシードである可能性はひじょうに高くなります。
そうなると、人として、ふつうに生きるだけでは物足りなくなり、やはり、世界がよりよく変わってほしいと願うようになっていくでしょう。それは、もといた惑星の雰囲気を思い起こしているからにほかなりません。わたしたちはもっとすばらしいところにいたわけですし、またそのことは、今後、還るべき場所があることを約束してくれてもいるのです。
✨おまけに、ジャズによる、同曲の名演をご紹介します。
◎第11曲目が、ジャズ版に編曲された、ショパンの「ノクターン 第2番」になります。 (Amazon側の都合で、曲の掲載順序は変更される場合があります)
一気に自宅がくつろいだカフェのような雰囲気な様変わりするようです。
英雄的なショパン像
と、ここで終わろうかと思ったのですけれど、なんとなく、ショパンに申し訳なさが残っている自分に気づきました。それは、ショパンとは、病弱でナイーヴな面しかない作曲家だという固定観念を拡散しているのではないか、という点で、ショパンの、それとはひと味ちがった面も取り上げておきたいと考えるに到りました。
ご紹介する曲名は、『英雄ポロネーズ』です。
西暦1842年に作曲された、まさに英雄的なスケールを持つピアノ曲で、ポロネーズとは「ポーランド風の舞曲」といった意味で、正式名称は、『ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 「英雄」』です。英雄的に響く壮大なピアノによるポーランド風舞曲、となります。
ショパンの祖国ポーランドは、列強のオーストリアやロシアなどから侵攻を受け、たびたび領土分割されてきた苦い歴史があり、そして当時も同じ苦悩が国家として継続していた状況もあり、ショパンとしては祖国の安全と繁栄を願う気持ちを、このピアノ曲に盛り込んだのではないか、といわれています。
曲の構成は、自由な三部形式 (序奏-A-B-A-コーダ) です。
より厳格にみると、短いものの序奏とコーダが付いており、A-B-Aの各部に、それぞれ複数の旋律が登場するため、複合三部形式ともみられますが、それにしては不完全にしか再現しない部分もあります。
そのあたりを詳しく説明すると、あまりにも細かすぎて鑑賞のさまたげとなってしまうおそれがあり、ここでは、おおまかな形式として紹介します。それは、作曲者(ショパン)の望む鑑賞の仕方でもあると信じています。
序奏 : 0分00秒 ~ 0分29秒
A(第1部) : 0分30秒 ~ 2分58秒
★雄大なスケールで始まり、複数の旋律が現れたあと、最後に冒頭主題が戻ります。
B (第2部=中間部) : 2分59秒 ~ 5分37秒
★左手でせわしなくくり返す下降音型の上に、高音域の軽やかな旋律が現れます。後半に進むにつれて軽やかな響きに移行していきます。
A (第3部=第1部の再現部) : 5分38秒 ~ 6分14秒
★最初の主題A(第1部)が、省略された形ながら、堂々と再現します。
コーダ : 6分15秒 ~ 6分41秒
★短く力強いコーダで結ばれます。
下記をクリックすると、曲のアルバムが表示されます(会員様限定です)。
⬇
◎第14曲目が、『英雄ポロネーズ』になります。
(Amazon側の都合で、曲の掲載順序は変更される場合があります)
さて、『英雄ポロネーズ』を聴いて、いかがでしたか?
ややもすると虚弱体質の柔弱なショパンのイメージばかりが定着しがちなところですが、それをくつがえすに十分な、英雄的なたくましさにあふれた旋律だったのではないでしょうか。ここでは、当時32歳だった青年ショパンが音符に込めた、力強い祖国愛を聴き取ることができるでしょう。
というわけで、スターシード自覚者のみなさん、今宵は(昼かも?)、ピアノの詩人ショパンによる曲の各種演奏で、堂々と癒されてみてください!!
サイト名 : 一人を生きる -希望の彼方に-