【世にも美しい波動の上がる音楽 13】 スターシードのモーツァルト作『きらきら星変奏曲』を聴いて、七夕を祝おう!!
- 【世にも美しい波動の上がる音楽 13】 スターシードのモーツァルト作『きらきら星変奏曲』を聴いて、七夕を祝おう!!
- モーツァルト 『きらきら星変奏曲 ハ長調 K.265』
- 楽曲の紹介
- 曲を直接検索する場合
- きらきら星の歌も、聴いてみよう!!
みなさん、七夕と聞いて、何を思い浮かべますか?
短冊、彦星と織姫の物語、そして、きらきら星の歌、などでしょうか。
きょうは、きらきら星の歌として知られている曲と同じテーマを扱った、モーツァルトの『きらきら星変奏曲 ハ長調 K.265』を取り上げていきましょう。
◎モーツァルトの経歴については、次の記事にまとめてありますので、ごらんになっていない方は、下記をクリックして、ごらんください。
また、その記事内で紹介している
「モーツァルト ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331 第1楽章」
は、今回の曲と同じ変奏曲で書かれておりますので、共通の響きを聴き取れるのではないかと思われます。
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★聴くだけで目頭が熱くなり、心が潤い、波動が上がる【スターシードだった】モーツァルトの穏やかな音楽編 3選★
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モーツァルト 『きらきら星変奏曲 ハ長調 K.265』
この変奏曲は、西暦1782年に作曲されたものと推測されます。
18世紀後半のフランスで人気のあったシャンソンの旋律が当時、ヨーロッパの他地域でも流行しており、モーツァルトも、その旋律を参考にして、変奏曲を書きました。それが、この「K.265」のピアノ独奏用の変奏曲になります。
しかし、曲名は、『きらきら星』ですが、もとは、『ああ、お母さん、あなたに申しましょう』という流行歌でした。娘が、母親に恋人について打ち明けるときの気持ちを歌ったフランスの歌で、もともとはお星様とは、何の関係もありません。
ですから、モーツァルト全集などによる正式な楽曲分類法に基づく名称は、
『「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」の主題による12の変奏曲 ハ長調 K.265』
とされており、どこにも、「きらきら星」をイメージする語句は登場しないのです。
では、なぜ、一般に、「きらきら星」と言われているのでしょうか?
その理由について、次に、時系列で並べてみましょう。
①18世紀、場所はフランス、シャンソン『ああ、お母さん、あなたに申しましょう』が作曲され、人気を博す。
②18世紀後半、モーツァルトが、上記の流行歌をもとに、『「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」の主題による12の変奏曲 ハ長調 K.265』を作曲する(この時点で、星とは無関係)。
③19世紀初め、モーツァルトの死後、イギリスで、きらめく星を意味する詩が作られ、①のシャンソンのメロディーに乗せられ、歌われた。
④20世紀、日本。
①のフランスのシャンソン『ああ、お母さん、あなたに申しましょう』をもとに作曲された③について、『きらきら星の歌』の歌詞が、日本語に訳された。
⑤しかし、日本の幼稚園や小学校で、④の『きらきら星の歌』を習った世代は、あとから、別の機会に(星についての歌詞とは無関係に)モーツァルトが作曲した『「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」の主題による12の変奏曲 ハ長調 K.265』を聴いたとき、どうしても、刷り込みによる先入観から、『きらきら星の歌』の歌詞を連想してしまうようになった。
⑥そこで、日本のレコード会社では、当初は『「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」の主題による12の変奏曲 ハ長調 K.265』というモーツァルトの原曲について、わかりやすさとレコードの売れ行きも考えて、『きらきら星変奏曲 ハ長調 K.265』とのあだなをつけた。
そのほうが記憶しやすいためか、その名称が定着化し、現在まで流通するようになった。
と、①から⑥で見たとおりの流れになっています。こういう場合、時系列に並び替えたほうが、理解が容易になると思います。
このように、幼少期に、このメロディーは「きらきら星だ」と思い込まされているので、まったく星の話とは無関係なはずのモーツァルトの作品を、あとになってから聴いているときに、どうしても、星空のイメージが頭に浮かんできてしまいます。
みなさんは、いかがでしょうか?
楽曲の紹介
出だしの音節を聴いただけで、「あっ、きらきら星!!」と、多くの方が思われることでしょう。そして、変奏曲形式のゆえ、その馴染み深いメロディーがさまざまに趣向を凝らして登場してくるので、懐かしさと童心に戻った感覚に浸ることができるでしょう。
Amazonミュージック・アンリミテッド(Unlimited)で聴くなら、クララ・ハスキルという20世紀を代表する女流ピアニストの演奏で聴いてみることにしましょう。
なお、Amazonミュージック・アンリミテッド(Unlimited)で、この曲を探す場合、次のようにするとスムーズにいきます。
①まず、検索窓に、「K.265 クララ」と入力する。
モーツァルトの作品は、ケッヘル番号である「K.〇〇〇」と表記されますので、最初から、この番号を入力すると絞り込みができます。
「K.265」と「クララ」の、各キーワードのあいだには、全角で1文字分のスペースをあけてください。
②ジャンルは「楽曲」で、右端の「すべてを表示」ボタンをクリックし、演奏家を探す場合、「クララ・ハスキル & モーツァルト」、曲名は、「Mozart : キラキラ星変奏曲 K.265」を選ぶ。
★CDジャケットの特徴は、若い頃の写真を用いたほうです。顔写真が拡大されている版といったほうがわかりやすいでしょうか。
③どれかわかりにくい場合は、演奏時間が、「7分55秒」となっているものから探してみる。
演奏時間 : 7分55秒
曲の形式 : 変奏曲形式
最初に奏されるテーマ(主題)が、装飾されながら展開していく変奏曲形式で書かれた楽曲は、18世紀ヨーロッパでも人気でした。
そして、演奏のしやすさも注目です。
現代のような娯楽に恵まれていなかった近代ですので、自宅で演奏できるピアノ用の、かつ、比較的演奏が容易な方式として、変奏曲の需要が高かったものと考えられます。モーツァルトの軽妙洒脱な語法で、最初から最後まで流麗に書かれています。
主題 : 0分00秒 ~ 0分39秒
◎簡素でかつ優雅なテーマが提示されます。
第1変奏 : 0分40秒 ~ 1分08秒
第2変奏 : 1分09秒 ~ 1分38秒
第3変奏 : 1分39秒 ~ 2分09秒
◎第3変奏および第4変奏では、3連符が多用される箇所になります。
第4変奏 : 2分10秒 ~ 2分39秒
第5変奏 : 2分40秒 ~ 3分07秒
◎メロディーラインに構成力が増していきます。
第6変奏 : 3分08秒 ~ 3分34秒
第7変奏 : 3分35秒 ~ 4分02秒
第8変奏 : 4分03秒 ~ 4分38秒
◎初めて、短調に傾き、ハ短調の響きとなって暗い翳りを示し、多様性とのバランスを形成していく部分です。
第9変奏 : 4分39秒 ~ 5分03秒
第10変奏 : 5分04秒 ~ 5分33秒
第11変奏 : 5分34秒 ~ 6分58秒
◎当時の慣例として、最後から2番目の変奏は、テンポが遅くなるものとされ、アダージョの速度指定にしたがって、カンタービレ的に(ゆるやかに歌うように)推移する箇所です。
第12変奏 : 6分59秒 ~ 7分55秒
◎アレグロで、一気に駆け上がり、力強い和音によって曲は閉じられます。
曲を直接検索する場合
★「Amazonミュージック・アンリミテッド(Unlimited)」の会員様のみ、下記をクリックすると、直接、曲のあるアルバムを検索できます!!
最初に、Amazon公式ホームページのアカウントが表示されますので(そのまま直接、アルバムが表示される場合もあります)、そこから入って表示されるアルバムの中から、ご紹介した曲を選び、左端の再生ボタン(▶)をクリックしてください。
下記をクリックすると、曲のアルバムが表示されます(会員様限定です)。
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◎第10曲目にあるのが、今回のモーツァルト作の楽曲です。
(Amazon側の都合で、曲の掲載順序は変更される場合があります)
★さて、ここで、女流日本人ピアニストの快演をひとつ、ご紹介しておきましょう。
主題と変奏ごとに、区切られているため(後述)、説明は省略します(上記の演奏を参考に、聴いてみてください)。
諸戸詩乃さんというプロの演奏家の方で、モーツァルト作『きらきら星変奏曲』です。ここでのタイトルは、『「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲』となっています。
下記をクリックすると、曲のアルバムが表示されます(会員様限定です)。
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◎先ほども申し上げたように、聴く側にわかりやすく、主題と12個の変奏部分に分けられており、第1曲目が「主題」、第2曲目が「第1変奏」で、第13曲目が「第12変奏」です。第1曲目を押すと、その後、自動で最後(第13曲目)まで再生されると思います。
以下は、諸戸詩乃さんのCD盤で、当記事で紹介した変奏曲のほか、モーツァルトのピアノ・ソナタ K.331(当サイト記事【世にも美しい波動の上がる音楽 5】で紹介した作品)などが収録されています。事情があってPCよりも、CDのほうが鑑賞しやすいという方のために、念のため、ご紹介しておきます。
こちらの諸戸詩乃さんの演奏のほうが、音符のひとつひとつに魂を込めて、やさしく弾いている印象を受けます。どちらがあなたの好みに合うでしょうか。知名度では圧倒的にクララ・ハスキルが上ですが、だからといって、すべての演奏がすぐれているとはかぎりませんし、また、上述のように音楽や演奏がその人の嗜好が第一なので、まだまだ「知られざる名演(または、名演奏家)」が、隠されていると考えたほうがいいでしょう。
わたしたちとしては、アセンションが迫った3次元の地球にも、まだ楽しみが多く残されているというわけですね。
きらきら星の歌も、聴いてみよう!!
さて、ここまで来て、もしかすると、モーツァルトの「K.265」と比較対照されるべき「きらきら星の歌」を忘れてしまった、もしくは、うろ覚えになってしまっているという方もいるのではないか、という考えが、ふと浮かんで来ました。
そこで、あわせて、きらきら星の歌のほうも、ご紹介しておきます。
この曲(きらきら星の歌)を先に聴いてから、モーツァルトの変奏曲を聴くと、クラシック音楽にたいする先入観を打破するきっかけになり、人生を音楽で彩る日々のスタートを祝うことになる可能性もあります。
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下記をクリックすると、曲のアルバムが表示されます(会員様限定です)。
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◎第29曲目にあるのが、童謡のきらきら星の歌です。
(Amazon側の都合で、曲の掲載順序は変更される場合があります)
ほんとうに完成度の高い音楽作品とは、シンプルで、年齢を問わず愛されるものであるはずです。
この歌、そして、モーツァルトの変奏曲は、その典型といえるでしょう。
✨モーツァルトの曲は、どの曲も、たいへん聴き心地のよいものが多く、人間ばかりでなく、動物や植物たちにも人気があります。銀河系の宇宙人たちも、やはり、地球上の音楽といえば、まっさきにモーツァルトの名を挙げる種族が、多数を占めています(その次に、ベートーヴェン、3番目にヨハン・セバスティアン・バッハ(J.S.バッハ)が続きます)。
今回、モーツァルトの作品にはじめて接して感動をおぼえたという方は、これまでの音楽記事でご紹介してきたモーツァルト作品でも、同水準の感銘を受けるにちがいありません。ぜひ、ご鑑賞ください。
ただし、【11】の『フルートとハープのための協奏曲』などは、最初のうちは、全曲(第1楽章、第2楽章、第3楽章)すべてを通して聴くと長く感じてしまうので(それでも、一般的な演奏では、27~30分ぐらいです)、一つずつ、日にちを分けて、その時の気分に合わせて聴いていくとよいでしょう。
地球のアセンションまでの時間を、闇の部隊がばらまく低波動の情報に合わせて(そうする必要もないのに)不平をかこちながら過ごすよりも、クラシック音楽の傑作佳作に寄り添って暮らすほうが、よりすこやかで高い波動をキープした状態で、アセンションの「その日」を迎えることができます。
(これまでに記事にしてきた、モーツァルト作品の主なもの)
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モーツァルトの穏やかなピアノ曲を中心に、疲れた心が癒されます。
おまけとして、モーツァルトのピアノ曲の影響を受けたものと思われる、ベートーヴェンの聴きやすいピアノ作品も取り上げていますので、比較して、文化史的な思いを深めるのもいいですね。
素朴な旋律が自然に胸に染み入る、独奏フルートとオーケストラのための緩徐楽章作品です。
フルートとオーボエによって描かれる天国的な世界にご招待します(第4楽章のみ)。【5】が気に入った方であれば、このポストホルンもいけるのではないかと思います。あまり記事的に人気がないような感じがしますが、隠れた名曲だと思っています。
第1楽章は豪華絢爛、第2楽章には限りなく優しい思いが込められ、第3楽章は軽快な踊りの音楽となっていて、クラシック音楽の神髄がすべて盛り込まれたような完成度の高い作品に仕上がっています。
これまでに有名無名の人たちがモーツァルトに対して、惜しみない賛辞を送ってきました。ここでは、モーツァルトの本質に迫るべく、言葉によって讃えられた側面から、彼の音楽を、ひいては、人間の人生そのものの価値について、綴ってみました。べつに、堅苦しいことを書いているわけではありませんので、お気軽に(当記事に)おいでください。
多くの人物の語った言葉が、時代を超えて語り継がれてきているのを紹介しているだけなので、モーツァルトの音楽を聴くときの先入観による妨げとならず、むしろ客観的な理解が深まると思います。
✨最後に、星の歌つながりで、童謡「一ばん星みつけた(=一番星見つけた)」をご紹介しましょう。素朴な情感に満ちており、星と自己のあいだに夾雑物は何もなく、ダイレクトに星と交信できる気がしてくるような、そんな歌ですよね。
1932年に作曲された、古き良き日本の歌です。しかし、アセンションが近づいた現代も、なかなか良い時代ではないかとも思います。
スターシードであれば、この歌のどこかに郷愁を感じる可能性があります。過去世での記憶の一部を漠然とながら思い出すためでしょうか?
下記をクリックすると、曲のアルバムが表示されます(会員様限定です)。
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◎第22曲目にあるのが、童謡の「一ばん星みつけた」の歌です。
(Amazon側の都合で、曲の掲載順序は変更される場合があります)
サイト名 : 一人を生きる -希望の彼方に-