【アセンション】自然界はすべてを知っている
これまで、長い期間にわたり、人間が地球の生態系の頂点に立っていると信じられてきました。これは宗教的信念体系でそう書き記され語り継がれていること、そして、科学で証明されたものとして疑う余地のない立脚点とされてきた歴史を振り返ればわかることです。
さらに、わたしたちの暮らしに浸透した政治、メディア、教育を通して、意識するか否かにかかわらず、それを常識という名前で取り込まざるを得ない状況下で生きてきました。
しかし、人間がもし生態系の頂点に君臨しているのなら、なぜその生態系そのものを根本から解説できる者が現れないのでしょう。かりに他の生き物より頭一つ分だけ秀でた存在だったとしても、そのことひとつを取り上げても、頂点にいるとは言えないのではないでしょうか。
自然界に宿る叡智
自然界にはもともと高度な叡智が備わっており、動植物たちも地球由来のものと宇宙から善意ある存在によってもたらされたものがあり、いずれも、人間と調和して初めて完成するのが地球元来のあり方でした。
これまでに、さまざまな高次元存在が、自然界に降臨して、古来から言い伝えられたり、壁画などの残されているように人々に霊感を与えながら、間接的に人間を霊的次元で導いてきました。
かつての人類は、地球の声、すなわちガイアの魂と交信できたといいます。惑星にも意識がある。さらに、わたしたちは、無意識下で動植物の集合思念の影響を受けていますが、多くの人は全くと言っていいほど、その事実に気づいていません。
アセンションの可能性
次元上昇(アセンション)を控えた地上人類にとっては、残された最後の可能性は、みずからの内部に埋もれる霊的感受性を再度活性化させることのみとなっています。いま、自然界の影響を受けて、その力を開花させる最後の機会が訪れているのです。
霊的知識を、涼しげな表情で生きる自然界に生きる動植物たちから授かる、という考え方は、古代からあり、時の為政者の政治的決断に大きな影響を与える立場にさえありました。そして、その導きに従って、偉大な指導者たちは、繁栄を勝ち取っていました。
もともと、人間とその他の生き物とのあいだに境界線を引いたのは、われわれ人間のほうです。それゆえ、その境界線を取り消すことができるのも、人間しかいないのです。だから、それに気づいた人は、このタイミングで目覚めるように(宇宙に)プログラムされていたのかもしれません。
自然界はすべてを知っている
自然界に普通に存在している動植物たちは、現在の地球で何が起きつつあるのかを、叡智によって深く理解しています。動植物はすべてを知っているのです。
彼らなりのアプローチの仕方で、人類の目覚めを支援するメッセージが送られています。それに気づくか否かは、その人の波動レベルによって、変わってきますが、心を清らかな状態にしていると、思いがけない贈り物があるかもしれません。
人間の美点を発揮する
わたしたち人間は、自然の叡智とつながる根源的な力をいったん失ってしまっているため、それを復活させることが人類共通の課題となっています。もちろん、人間にもたくさんの美点があり、今後、それらを再発見し、人類を集合体として協働で発揮していくことになります。
謙虚に自然の叡智を敬いながらも、けっして卑下することなく、人間が生まれながらに持っているかずかずの美点をないまぜにして、時代を先に進める気概が求められます。
それができれば、人間は、古代の叡智はもとより、高次元とのつながりを取り戻し、健全な「常識」を外部から教え込まれることなく、内在知から真実を引き出すことが可能になります。
わたしたちが、時を選んでこの世に登場したとしたら、本気で臨んで不可能に終わるはずがありません。
そのときこそが、人類自らが意識的に現在の次元を越えようとして起きる、アセンションの時なのです。