6月24日は、国際UFOの日 【ケネス・アーノルド事件】
- 6月24日は、国際UFOの日 【ケネス・アーノルド事件】
- 事件の概要
- 3つの可能性
- 指揮命令系統が不完全だった時代
- もっと重大な事実を隠すためのリークだった可能性
- 将来のファースト・コンタクトに備える意味があった
- いつかは、日付を変更してほしい
- 実は、毎日が、UFO記念日
きょうは国際UFOの日、6月24日をテーマとして取り上げます。
この日、アメリカで、有名な
『ケネス・アーノルド事件』
が起きました。
あのロズウェル事件が起きる、ほんの少し前でした。
さらに、その後、マンテル大尉墜落事件が続いて起きます。
いったい、『ケネス・アーノルド事件』とは、どのような事件だったのでしょうか?
事件の概要
1947年6月24日、アメリカ合衆国アイダホ州に住む実業家、ケネス・アーノルド氏は、自家用ジェット機を操縦中に、謎の飛行物体、円盤状のものを機内から目撃しました。
場所は、レーニア山脈のはるか上空、3,000km近い超高速スピードで飛行していた、と証言しています。
その未確認飛行物体は、昼間なのに発光しており、1機ではなく、複数機が隊列を組んで飛行していました。
★合計9機の円盤形の飛行物体だったとの証言があります。
そのスピードたるや、人間業ではないのはあきらかでした。
さらに、驚愕するケネス・アーノルドは、この世のものとは思えない飛行する姿を目撃します。
◎ジグザク飛行
◎急下降
◎点滅発光
◎瞬間移動
など、ありとあらゆる地球上の常識ではあり得ない動きをみせたあと、高速で飛び去り、消えていきました。
これを、ケネス・アーノルドは目的地に到着してから、地元では有名な辣腕実業家だけあって、その広い人脈をもって、メディア界の知人にまで伝わり、結果的にアメリカ国内を駆け巡る一大ニュースとなります。
奇しくもそれは戦後まもない時期、第二次世界大戦のほとぼりもいまだ冷めやらぬ神経過敏になる状況下でした。
そのため、敵国だったドイツの軍事力を想定したのか、当時のアメリカにおける情勢からは、宇宙人というよりも、まず先の大戦における敵国が極秘のうちに開発していた、新型の戦闘機ではないかとの説まで出てくる時代でした。
ともかく、このときのケネス・アーノルドが目撃した飛行物体の形状と、その後の相次いで目撃されることになる同種の飛行物体の目撃情報の不可解な一致から、「空飛ぶ円盤」という名称が定着したと言われています。
3つの可能性
このケネス・アーノルド事件について、考えられる可能性をみていきましょう。
可能性は、3つあります。
1.本当に起きたことを、発表した。
指揮命令系統が不完全で、情報を素直に公開してしまった。
2.古代にエイリアンがいた事実を隠蔽するための情報
最近UFOが地球に来たばかりと主張することによって、かつての歴史について政府は何も隠していないという態度を取れます。
3.いずれ来るUFO時代のために、民衆の反応を調査するために公開した。
はたして、この中に、正解は存在するのでしょうか・・・?
そのどれもが、正解であるような気さえしてきますが・・。
指揮命令系統が不完全だった時代
1.本当に起きたことを、発表した。
指揮命令系統が不完全で、情報を素直に公開してしまった。
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第二次世界大戦が終わり、復興がようやく始められた時期にあって、UFO問題を研究する公的機関は、どれほど存在していたのでしょうか?
戦後間もない時期ですから、UFOという呼称も、この事件をきっかけに定着したにすぎず、機密情報として取り扱われていなかったために、すぐに、報道された
という可能性です。
そして、当時のアメリカ合衆国のマスメディアも、こんにちのように手の込んだ情報操作を自家薬籠中のものとしていない、比較的、シンプルな組織だったと仮定した場合、厳しい検閲を通過する前に、真実がそのまますり抜けて、一般国民にストレートに伝えられて可能性もないとは言い切れません。
その後、この事件に対処するため、さまざまな軍事プロジェクトが生み出されていくことになっていきます。
もっと重大な事実を隠すためのリークだった可能性
2.古代にエイリアンがいた事実を隠蔽するための情報
最近来たばかりで、政府は何も隠していないという態度を取れます。
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21世紀に入って、イラクの地下に古代のUFOが隠されているとして、話題にもなりました。イラク戦争のどさくさに紛れて、このUFOの争奪戦が繰り広げられたとの情報がありますが、はたして本当なのでしょうか?
また、南極大陸で古代のエイリアンの死体が発見されたという情報や、エジプトのギザのピラミッドから異星人が埋葬された棺が見つかっている事実から、
どうやら、UFOが来たのは、ケネス・アーノルド事件よりはるか昔に遡るのではないかと推察されるのです。
そのような古代に、すでに地球にエイリアンたちが訪れていた事実を隠すために、目撃自体は事実であっても、大々的に取り上げで、「世界初のUFO事件」とした可能性があるとも言われています。
将来のファースト・コンタクトに備える意味があった
3.いずれ来るUFO時代のために、民衆の反応を調査するために公開した。
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いつかは地球人類も、宇宙の公式な仲間入りをする日が来るでしょう。
その日を迎えるために、地ならしをしていく必要があり、あえて、事件を公表するグループが現れたが、対立するグループによって、否定され、また、それを覆したりしていた。内部抗争があったということです。
この先陣を切って、アメリカ政府や軍関係者の中でも善意あるグループが、ディスクロージャーの意味で、情報をあえて隠さずに公開したという可能性もあります。
宇宙人と地球人類が、初めて公式に交流をスタートさせるという、記念すべき【ファースト・コンタクト】によって、人類が目覚めるというシナリオは、
①ロバート・ワイズ監督の映画『地球の静止する日』(1951年)
や、
②スピルバーグ監督の描く映画『未知との遭遇』(1977年)
でも、細密に描写されてきました。
★ ①映画『地球の静止する日』
古典SF映画の傑作として名高い作品です。
1人の宇宙人が白昼堂々、UFOでアメリカのホワイトハウス近郊に飛来し、国連での演説の機会を与えるよう要求します。
が、その後、要求に応じないアメリカ政府に対し、地球上の電気を短時間、パワーで止める行動に出て、地球上は大パニックに陥ります。
彼は危険人物とみなされ、指名手配され、軍に射殺されてしまいます。
しかし、着陸したUFOからロボットが降りてきて、死体を回収すると、蘇生し、殺害してもむだであることを地球人に悟らせようとします。
この間、ある少年とその母親は、ある紳士に接触します。
じつは、見た目は地球人男性そっくりの彼が、軍が指名手配中の宇宙人であるのですが、少年と母親がいだく、うすうすとした疑念と恐怖心が、しだいに信頼に変わっていくさまは見ものです。
このあたりの心理ドラマ的な展開は、白黒の映像の古さを補ってあまりある迫力とさえいえるものがあるでしょう。
決して、CGやアクションシーンの迫力でごまかすような姑息な手法は用いずに、筋書きと展開の早さで、緊迫感と次の場面への期待感を持たせるワイズ監督の手腕は見事です。
蘇生後の宇宙人男性は、全地球人に対し、戦争や環境破壊などの野蛮な行為を即刻停止し、高度な銀河文明に参加するよう促して、UFOに乗って、夜空の彼方へと去って行きます。
※注1:
21世紀に入ってから製作された、キアヌ・リーブス氏が主演するリメイク版(2008年)では、宇宙人がスタジアムを破壊する映像などが出てきます。
原作では、たんに、世界各国の首脳との面会を要求するために、全地球上の電力をほんの短時間、停止する超能力を行使するだけなのですが、リメイク版の表現では、スタジアムを破壊してしまうので(笑)、凶悪な宇宙人のような印象を与える可能性もあります。
もしかしたら今後、アセンションで現れるかもしれない宇宙人のイメージの悪化も否定できません(よけいな先入観を取り込むリスク)。
もしキアヌ版を観る場合は、その点に注意の上、ご覧になってください。
わたしがここでおすすめしている盤が古いという理由で、安易にリメイク版を選んだ場合のリスクについて、このことを付記しておきました。
また、旧作では『地球の静止する日』(1951年版)というタイトルですが、リメイク版では『地球が静止する日』(2008年版)と、微妙に助詞が異なっています。
★ ②映画『未知との遭遇』
スピルバーグ監督初期の、最高傑作と呼ばれるSF映画作品です。
ごく普通のアメリカ人男性で、よき父であり、よき夫だったロイは、UFO事件に遭遇したある日から、不思議な事件や暗示に苦しみ、オカルト熱に取り憑かれていきます。
ロイの家庭内での言動に嫌気を通り越して、恐怖まで感じるようになった妻と子どもたちは、やがて離別の道(離婚)を選びます。
しかし、アメリカ国内の別の家庭では、子どもがUFOに誘拐される事件が起きます。それを目撃した母親が、UFOとわが子を探す旅に出ます。
奇怪なUFO事件に遭遇したために家庭を失った中年男性・ロイや、わが子がUFOに乗り込みそのまま地上を飛び立つところを目撃してしまった母親。
錯綜する運命の糸がたぐり寄せるその先に、信じられないような未知との遭遇が始まった・・・
そして、UFOとの遭遇をきっかけに家庭の幸福を失い、地球上での幸福な暮らしを諦めかけた主人公ロイに、はからずも地球外から ” 救済 ”の手が差し伸べられていき、怒濤の感動のフィナーレに突入していきます。
★注2:
じつに完成度の高い作品です。
UFOを扱う映画では、本作と、1951年の白黒映画『地球の静止する日』だけで十分ではないかと思われる内容となっています。
じつは、スピルバーグ監督は、この映画を独創力から着想したのではなく、この映画の製作に着手する数年前に、アメリカでUFOに関係の深い軍事施設を、特別に見学させてもらった、といううわさがあります(あくまでうわさです)。
たしかに、頭の中での想像力だけで描出できる内容とは思えず、そのうわさが真実であるようにも思えてきます。
とくに、都市型の構成のUFOは、リアリティにあふれ、本物のような錯覚をいだいてしまうほどの描写です。あの中に、どれだけの宇宙人が暮らしているのでしょう???
ただし、この作品を最後に、同監督は、以後、どちらかというと、宇宙人とのファーストコンタクトに希望を持たせるような映画やドラマを製作していません。
ドラマ『TAKEN(テイクン)』にしろ、映画『宇宙戦争』にしろ、どこか暗い影がつきまとう印象があるのですが・・・
闇から、あまり露骨に人々に希望を持たせる作品を作らないでほしい、などと接触を受けたのでしょうか?
これは憶測に過ぎませんが、そう思いたくなってしまうほど、スピルバーグ監督の初期の傑作『未知との遭遇』は、輝かしく充実しています。
いずれにせよ、
『地球の静止する日(1951年版)』
『未知との遭遇』
という映画2作品とも、おすすめです。
まだ観られていない方は、この機会にごらんになって、アセンションへ連なるイメージをふくらませてみてはいかがでしょうか?
★スターシードたちは、地球ではなく、宇宙人と結婚するのか?!★
さて、話は『ケネス・アーノルド事件』に戻ります。
それにしても、時速3,000㎞で飛行している宇宙船の内部がどうなっているのか、ほんとうに見学したいものですね?
地球上で知られている物理の法則によると、このUFOに地球人が乗り込んできたと仮定した場合、あっというまに重力によって、人間の身体は人間でなくなっているでしょうから。
その問題を含めて、地球では知られざる物理法則をマスターした文明があるとしたら・・・それはまちがいなく大事件です!
いつかは、日付を変更してほしい
真相はともかく、この戦後まもない時期に、大国であるアメリカ合衆国で発生した、『ケネス・アーノルド事件』をきっかけに、空飛ぶ円盤事件の目撃情報は、世界各地で相次いで報告されるようになりました。
この『ケネス・アーノルド事件』のおかげで、
◎空飛ぶ円盤
◎UFO
◎宇宙人
という、それまで、一般大衆にはなじみのなかったキーワードが、社会的な共通認識として形成されたいう点で、ひじょうに画期的な事件であったのは、万人が認めるところでしょう。
さて、ここで、今後のことが気になりませんか?
はたして、この6月24日という日付を、国際UFO記念日と呼ぶのは、いつまでとなるでしょうか?
すなわち、ファースト・コンタクトで、宇宙人が公式記者会見したら、その場で、国際UFO記念日が、その日に変更されるでしょうから。
そういう意味です。
6月24日が、国際UFO記念日と称されているあいだは、まだ、アセンションの公式発表が行われていない、というわけです。
たまたま、6月24日が偶然にも、宇宙人とのファースト・コンタクト公式発表でしたら、変更は必要ないですが。
このあと、UFO関係でアメリカで起きた有名な事件といえば、『ワシントン上空UFO乱舞事件(1953年)』などが起きています。
このときも、
①敵国のデモンストレーション機説
②アメリカ政府による自作自演(すでに極秘裏に開発していた自家製UFOの試運転)説
③本物の宇宙人が乗るUFO説
など、じつにさまざまな説が提唱されることになったのでした。
実は、毎日が、UFO記念日
たまたま、ケネス・アーノルド氏が9機のUFOを自家用ジェット機を操縦している最中に目撃した日である6月24日が、国際UFO記念日とされていますが、いうまでもなく、その日にしか、UFOが地球上空に出現しないわけではありません。
そもそもこの事件さえ、UFO情報はすべてアメリカが管轄しているかのように思わせる工夫として命名された事件のようにも思えてこないでしょうか?
そうです、じっさいには、アメリカに限らず、毎日、地球のどこかで、UFOが目撃されているのです。