朝の「瞑想タイム」を利用しよう!
自分の心に正直に聞いてみて、
「次は○○のジャンルで成功を収めてみせる!」
という言葉が浮かんできたら、まだ心の準備ができていない証拠。
何事もそうですが、勢いだけでは、やがて行き詰まってしまうものです。
また、その勢いというのも、若い時代なら通用しそうな気配も漂いますが、いかんせん、老齢化していくごとに、掛け声だけではやっていけなくなります。
一般的に、いままで就いていた職を離れて、次に何ができるか、”必然”の流れが読めてから離職するのが理想です。その過程をとばしてイメージした未来は、いささか現実逃避の色合いが濃く、いつまで経ってもやってこない可能性が高いでしょう。
自分の心の声が聞けるのは、いつ?
通勤・通学時
仕事中
まして、仕事中に堂々と瞑想ばかりしていたら、職務怠慢とみなされ、セミリタイアどころか解雇されてしまうでしょう。
夕方
では、夕方、疲れた重い身体を引きずって帰宅してからは、どうでしょうか。
食事をして、わずかな自由時間を過ごし、寝る時間が近づいてくる。
その間、頭の中を駆け巡るのは、その日、職場で会った人の言葉、ミスして叱責を受けたこと、明日の予定、身体の不具合、などなど・・・。
どれもみな、短期的な計画ばかりで、長期的な展望なんて、浮かんでくるなんて望みなどないのです。
朝、寝床で、「瞑想タイム」を設定し、心の声を聴く
自分の殻に閉じこもった状態に、心身の本音が聞けるのは、朝、目が覚めて、半分ぐらい身体が動かないとき。金縛りに遭った経験のある方には、わかるでしょう。金縛りまでは行かないものの、起き上がるのがおっくうに感じられるが、なぜか知らないけれど頭にスラスラと言葉が流れる、あの感覚です。
この時間帯は変性意識を体験できる可能性を秘めた、貴重な時間帯です。
このとき、いろとりどりの想念が、駆け巡るのを感じてください。
- 『いつまで身体がもつか。この仕事で終わりたくない自分がいる。』
- 『子供の時からの夢は、いまでも実現できるだろうか。』
- 『あとから後悔しそうだから、もう少し今の職場で我慢しよう。』
けっして他の時間帯では得られない体験です。
意図して、機会を捉えて、やってみてください。
夜だと、日中に遭遇した出来事を引きずった形で瞑想に持ち込むことになるので、どうしても世俗的な価値観に支配されてしまう結果に終わる場合が多くなります。
雑念が混じり、へたをすると、その雑念に対する反論が浮かんできて、かえって何もしないでくつろいでいるほうがよかったという皮肉な結果を招いてしまいかねません。
毎日のように、希望してその状態になることは難しいですが、月に数回程度は、そのような(二重の意味での)目覚めの時を迎えることがあると思います。
昼間、声に出してみる
朝の寝床でつかんだ瞑想のアイディアを、今度は、昼間に、実際に声に出してみましょう!
ただし、これには注意が必要です。
周囲に、他の人がいないことを必ず確認してから、小声でつぶやきしましょう。
そうでないと、ストレスで変になったと余計な心配をされてしまいますから。
・職場の流し場などで (だれかの足音が近づいてきたら、口を閉ざすこと)
・携帯で、ニュースを見て読み上げているふりをしながら(上に同じ)
なお、休日であれば、自宅で(自室など一人でいられる場所で)、小声でつぶやいてみましょう。
- このとき、自分が実際に声帯を通して、口に出した言葉に違和感がないかどうか、確かめてみます。自分の声を自分の耳で聞いてみて、どう感じたか。第一印象を比較します。
・どこかおかしい。聞き慣れないと言うより、様にならない。 → ボツ
・なかなか、妙案だぞ。実践する価値がありそうだ。 → 採用内定!!
というように、採用か、ボツかを、あなた自身で決めていきましょう。
日中にためらわずに口にできたアイディアこそが、近未来にあなたが実際に行動に移せる可能性の高いもの。
スピリチュアル的にいうと、ハイアーセルフからのメッセージである可能性が高いということになります。
いきなり、辞表を出すのは危険
上司に説教された腹立ちまぎれに、えいやっ、と辞表を出すのは、危険です。
もちろん、理不尽なルールに耐え続けるのは困難なときは、心身を守るのを優先させて、休職したりしてください。いきなりやめると、経済的にも困窮するし、なによりも精神的な安定感を喪失してしまいます(後者のほうが、より深刻です)。
【まとめ】
朝の「瞑想タイム」から始めて採用されたあなたの答えを、さらにキーワードでつなげていき、書籍やインターネットの良質な情報とないまぜにしながら、磨き上げていきましょう。